sadmind デーモンは、ネームサービスが保持している情報を使用します。次の 3 つの情報源があります。
各システムの /etc/nsswitch.conf ファイルには、管理用のファイルと、情報を検索するために使用されるネームサービスを表わすキーワードが記述されています。複数のキーワードが記述されている場合、記述されている順にネームサービスが使用されます。
たとえば以下のようなエントリの場合、セキュリティ機能は、まずローカルの /etc/group ファイルでエントリを探します。
group: files nisplus |
エントリが見つかるとそのエントリ中の情報を使用し、エントリが見つからない場合は NIS+ の group ファイルを検索します。
Solaris 2.4 以降の OS を使用するシステムには、ローカル /etc/group ファイルに sysadmin グループのエントリがデフォルトで記述されています。ネットワーク全体の情報を使用できるようにシステムを設定するには、ローカルシステム上で sysadmin グループにメンバーを追加するのではなく、ネームサービスのグループテーブルにある sysadmin グループのエントリを変更してください。
セキュリティレベル 2 の場合、セキュリティ機能は公開鍵および非公開鍵の情報を使用します。publickey のエントリの後に nis または nisplus (使用しているネームサービス) のいずれかが記述されていることを確認してから、files を削除します。nsswitch.conf ファイルの詳細は、『NIS+ と FNS の管理』を参照してください。