TotalNET Advanced Server 5.2 の管理

今回のリリースの新機能

TNAS (TotalNET Administration Suite)

TNAS では、HTML ベースのメニューとダイアログボックスを使用して TotalNET ネットワークを構成できます。これは、前リリースの TAS (TotalNET Advanced Server) において TotalAdmin で行っていた機能です。TotalAdmin は TNAS を構成するスフィアの 1 つです。

新しい TotalAdmin

よりわかりやすくなった TNAS フレームワークに対応して、TotalAdmin のメニュー項目も一新されています。

HTML マニュアル

TAS Administration Manual』、『TAS Reference Manual』、および『TAS-DCE Manual』(使用可能な場合のみ) が HTML 形式のオンラインマニュアルとして提供されています。

ファイル名の割り当て

TAS のファイル名処理では、大文字小文字の変換は行なわれません。つまり、UNIX に対するファイル名の割り当てでは、ファイル名は小文字に変換されることはなく、クライアントの指定どおりに割り当てられます。

ユーティリティのパフォーマンス向上

TotalNET の遠隔ユーティリティ (たとえば、ru- や nc-) で長いファイル名が使用できるようになりました。tnpasswd ユーティリティのパフォーマンスが向上しています。また、「CAP to MAC」ユーティリティが、TAS 5.0 ファイル形式に対応しました。atconvert ユーティリティで、Helios から TAS への変換が可能になりました。さらに、NetWare クライアントユーティリティが使いやすくなっています。

トレース機能の切り替え

3 つのレルムのいずれからでも、またどのファイルサービスにおいても、トレースのオン・オフを切り替えられるようになりました。また、その方法も前リリースよりも簡単になりました。

全レルムからの AppleTalk プリンタへのアクセス

TAS を使用することにより、AppleTalk プリンタへの印刷出力が可能になります。TAS は、PAP ドライバへの入出力サポートを拡張します。