TotalNET Advanced Server 5.2 の管理

5.1.12 端末サービスの作成と変更

端末サービスは、クライアントベースの端末エミュレータプログラムが UNIX ホストに接続できるようにします。たいていのクライアントは、組み込みの TCP/IP プロトコルとベンダーまたはサードパーティー提供の telnet プログラムを使用するだけで UNIX ホストに接続できます。TAS の LM-NT-OS/2 端末サービスは、TCP/IP または NetBEUI 上で NetBIOS トランスポートを使用して同じ機能を提供します。TAS の LM-NT-OS/2 端末サービスに接続するには、Kermit などの NetBIOS をサポートする端末エミュレータが必要です。通常は、NetBEUI だけしか利用できないクライアントが TAS の LM-NT-OS/2 端末サービスを使用します。

端末サービスを作成または変更する手順を次に示します。

  1. 次のリンクをたどります。

    • 「LM-NT-OS/2 Realm」->「Manage File Services」

      「List of LM-NT-OS/2 File Services」画面が表示されます。

  2. 変更する端末サービスをリストから選択するか、作成する端末サービス名をテキストフィールドに入力します。端末サービスが存在しない場合、リストは空になっています。

  3. 「Create」または「Administer」をクリックします。端末サービスが存在しない場合、「Administer」ボタンは表示されません。

    「Create」をクリックすると、次のような「Create New LM-NT-OS/2 Terminal Service」画面が表示されます。ステップ 4 に進みます。

    「Administer」をクリックすると、「LM-NT-OS/2 Terminal Service servicename」画面が表示されます。「Configuration」をクリックするか、「Accept Service Connections」、「Reject Service Connections」、「Status」、「Start Service」、または「Shutdown Service」のいずれかのリンクをクリックし、次に表示される画面で「OK」をクリックします。「Configuration」をクリックした場合は、「Create New LM-NT-OS/2 Terminal Service」画面に類似した「Update LM-NT-OS/2 Terminal Service servicename」画面が表示されます。ステップ 4 に進みます。

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  4. 必要に応じて次の属性値を入力または選択します。

    • 「LM-NT-OS/2 Terminal Service Name」- 端末サービス。「Administer」と「Configuration」をクリックした場合、この属性は表示されません。

    • 「Service description」- TAS で使用されるサービスの説明。任意のテキスト行を入力できます。

    • 「Transport」- サービスを提供するのに使用するプロトコルスタック。LM-NT-OS/2 レルムでは、tcpip (TCP/IP) と tnnbu (TotalNET NetBIOS-over-NetBEUI) を使用できます。

    • 「Start this terminal service?」-「Submit」をクリックしたときに、この端末サービスを起動するオプション。「Administer」と「Configuration」をクリックした場合、この属性は表示されません。

  5. 「Submit」をクリックします。

    「Create New LM-NT-OS/2 Terminal Service servicename」画面、または「Update LM-NT-OS/2 Terminal Service servicename」画面が表示されます。

  6. 「OK」をクリックします。

    UNIX コマンドラインから端末サービスを管理するには、tnservice コマンドを使用します。