Sun Visual WorkShop C++ の概要

メモリーリークの回避

今回のリリースの特長は、Sun WorkShop Memory Monitor というツールが追加されていることです。このツールを使用して C++ や C のメモリーを自動管理すると、プログラムを再度リンクするときにメモリーリークが発生するのを防ぐことができます。

Sun WorkShop Memory Monitor には、メモリーリークを自動的に解放する働きがあります。このツールを使用すると、free コマンドや delete コマンドを呼び出さないで新しいプログラムを作成したり、既存のプログラムのメモリーエラーを自動的に修正したりできます。こうした機能は、他社製のライブラリを使用しているプログラムにも有効です。

このほかに、ブラウザでメモリーの使用状況を監視し、プログラムの各部分のメモリー使用量を随時確認することもできます。

Sun WorkShop Memory Monitor では、Web インタフェースを使って、メモリーに問題のあるプログラムを遠隔操作でデバッグすることができます。たとえば、問題点が自身の環境で再現できない場合に、ユーザーの環境にあるプログラムを遠隔操作で直接デバッグすることができます。