C ユーザーズガイド

-xcache=c

オプティマイザ用のキャッシュ特性を定義します。

c には以下のいずれかを指定します。

si、li、ai の定義は以下のとおりです。

si

レベル i のデータキャッシュのサイズ (キロバイト単位)

li

レベル i のデータキャッシュのラインサイズ (バイト単位)

ai

レベル i のデータキャッシュの結合特性

このオプションは単独で指定できますが、-xtarget オプションの展開の一部です。 -xtarget オプションによって指定された値を変更することが主な目的です。

このオプションは、オプティマイザが使用できるキャッシュ特性を指定します。特定のキャッシュ特性が必ず使用されるわけではありません。

表 2-5 -xcache の値

値 

意味 

generic

ほとんどの x86、SPARC の各アーキテクチャで良好なパフォーマンスを得るためのキャッシュ特性を定義します。 

これはデフォルトです。ほとんどの SPARC プロセッサに良好なパフォーマンスを提供し、どの x86、SPARC の各プロセッサでも著しいパフォーマンス低下が生じないようなキャッシュ特性を使用するように、コンパイラに指示します。 

これらの最高のタイミング特性は、新しいリリースごとに、必要に応じて調整されます。 

s1/l1/a1

レベル 1 のキャッシュ特性を定義します。 

s1/l1/a1:s2/l2/a2

レベル 1 と 2 のキャッシュ特性を定義します。 

s1/l1/a1:s2/l2/a2:s3/l3/a3

レベル 1、2、3 のキャッシュ特性を定義します。 

例: -xcache=16/32/4:1024/32/1 では、以下の内容を指定します。

レベル 1 のキャッシュ 

レベル 2 のキャッシュ 

16K バイト 

1024K バイト 

32 バイトのラインサイズ 

32 バイトのラインサイズ 

4 ウェイアソシアティブ 

ダイレクトマップ結合