C ユーザーズガイド

-xautopar

(SPARC) 複数プロセッサの自動並列化を有効にします。依存性の解析 (ループの繰り返し内部でのデータ依存性の解析) およびループ再構成を実行します。最適化が -xO3 以上でない場合は -xO3 に上げられ、警告が出されます。

独自のスレッド管理を行なっている場合には、-xautopar を使用しないでください。

Sun WorkShop には、マルチプロセッサ用の C オプションを使用するのに必要なライセンスが含まれています。実行速度を高めたければ、マルチプロセッサシステムが必要です。シングルプロセッサシステムでは、通常、生成されたバイナリの実行速度は低下します。

使用できるプロセッサの数を調べるには、psrinfo コマンドを使用してください。


% psrinfo
0   on-line since 01/12/95 10:41:54
1   on-line since 01/12/95 10:41:54
2   on-line since 01/12/95 10:41:54
3   on-line since 01/12/95 10:41:54

複数のプロセッサを使用するには、PARALLEL 環境変数を設定してください。デフォルトは 1 です。

-xautopar を使用してコンパイルとリンクを 1 度に実行する場合、リンクには自動的にマイクロタスキング・ライブラリおよびスレッドに対して安全な C 実行時ライブラリが含まれます。-xautopar を使用してコンパイルとリンクを別々に実行する場合、リンクにも -xautopar を指定しなければなりません。