C++ ユーザーズガイド

コンパイル時のインスタンス化

インスタンス化とは、C++ コンパイラがテンプレートから使用可能な関数やオブジェクトを作成するプロセスをいいます。Sun C++ 5.0 コンパイラ ではコンパイル時にインスタンス化を行います。つまり、テンプレートへの参照がコンパイルされているときに、インスタンス化が行われます。

コンパイル時のインスタンス化の長所を次に示します。

ソースファイルが異なるディレクトリに存在する場合、またはテンプレートシンボルを指定してライブラリを使用した場合には、テンプレートが複数回にわたってインスタンス化されることがあります。