オプティマイザが使用するターゲットとなるプロセッサを指定します。
ターゲットとなるプロセッサを指定することによって、タイミング属性を指定します。
このオプションは次のものに影響を与えます。
命令の順番 (スケジューリング)
コンパイラが分岐を使用する方法
意味が同じもので代用できる場合に使用する命令
このオプションは単独でも使用できますが、-xtarget オプションが展開されたものの一部です。このオプションの主な目的は、-xtarget オプションにより指定される値を変更することです。
プラットフォーム |
c の値 |
意味 |
---|---|---|
SPARC |
generic |
SPARC プロセッサ上で良好なパフォーマンスを得るための、タイミング属性を使用します。 |
SPARC |
old |
SuperSPARC(TM) チップより以前のプロセッサのタイミング属性を使用します。 |
SPARC |
super |
SuperSPARC チップのタイミング属性を使用 します。 |
SPARC |
super2 |
SuperSPARC II チップのタイミング属性を使用 します。 |
SPARC |
micro |
MicroSPARC(TM) チップのタイミング属性を使用 します。 |
SPARC |
micro2 |
MicroSPARC II チップのタイミング属性を使用 します。 |
SPARC |
hyper |
HyperSPARC チップのタイミング属性を使用 します。 |
SPARC |
hyper2 |
HyperSPARC II チップのタイミング属性を使用 します。 |
SPARC |
powerup |
Weitek PowerUp チップのタイミング属性を使用 します。 |
SPARC |
ultra |
UltraSPARC(TM) I チップのタイミング属性を使用 します。 |
SPARC |
ultra2 |
UltraSPARC II チップのタイミング属性を使用 します。 |
SPARC |
ultra2i |
UltraSPARC IIi チップのタイミング属性を使用 します。 |
x86 |
generic
|
ほとんどの x86 プロセッサが得られるタイミング属性を使用します。 |
x86 |
386 |
Intel 386 チップのタイミング属性を使用します。 |
x86 |
486 |
Intel 486 チップのタイミング属性を使用します。 |
x86 |
pentium |
Intel Pentium チップのタイミング属性を使用 します。 |
x86 |
pentium_pro |
Intel Pentium Pro チップのタイミング属性を使用 します。 |
ほとんどの SPARC プロセッサでは、デフォルト値の generic を使用すれば、パフォーマンスの著しい低下がなく、良好なパフォーマンスが得られる最も適したタイミング属性がコンパイラで使用されます。