C++ ライブラリ・リファレンス

はじめに

このマニュアルでは、次の C++ のライブラリについて説明します。

対象読者

このマニュアルは、C++ 言語に関する実用的な知識と、Solaris システムおよび UNIX コマンドに関するある程度の知識を持つプログラマを対象にしています。

内容の紹介

このマニュアルは次の章から構成されています。

第 1 章「C++ ライブラリについて」では、C++ ライブラリの概要を説明しています。

第 2 章「複素数ライブラリ」では、複素数ライブラリの算術演算子と算術関数について説明しています。

第 3 章「iostream ライブラリ」では、C++ で使用される入出力機能について説明しています。

第 4 章「マルチスレッド環境における iostream ライブラリの使用」では、マルチスレッド環境で iostream ライブラリを使用して入出力処理を行う方法について説明しています。

付録 A 「関連マニュアルページ」では、C++ ライブラリに関係するマニュアルページを記載しています。

マルチプラットフォーム対応


注 -

Solaris の最新リリースの名前は Solaris 7 ですが、コード名、パス名 (パッケージのパス名など) には Solaris 2.7 または SunOS 5.7 という名前が含まれていることがあります。その場合は、Solaris 2.7 または SunOS 5.7 を含む名前をそのまま使用してください。


Sun(TM) WorkShop(TM) のマニュアルの内容は、Solaris 2.5.1、Solaris 2.6、Solaris 7 オペレーティングシステムのいずれかを実行する以下のプラットフォームを対象としています。

関連マニュアル

以下に示すサンのマニュアルにも、様々な役立つ情報が盛り込まれています。

C++ 関連マニュアル

その他のプログラミング関連マニュアル

その他の Sun WorkShop 関連マニュアル

Solaris 関連マニュアル

サンのオンラインマニュアル

サンのマニュアルは、以下の形式でオンラインでご覧いただけます。

Web サイト docs.sun.com

Web サイト docs.sun.com では、サンの技術文書をオンラインでご覧になれます。docs.sun.com にあるマニュアルの内容を参照したり、特定のタイトルや用語を含むマニュアルを検索することもできます。URL は http://docs.sun.com/ です。

AnswerBook2 コレクション

Sun WorkShop に関するマニュアルは、AnswerBook2 ソフトウェアを使用して参照することもできます。このソフトウェアは、システムの管理者がインストールの時点で AnswerBook2 形式のマニュアルをインストールしていればご利用いただけます (インストールされていない場合は、システム管理者にお問い合わせいただくか、『Sun WorkShop クイックインストール』の第 3 章を参照してインストールしてください)。AnswerBook2 の使用法の詳細については、『Sun WorkShop クイックインストール』の第 6 章または Solaris のインストール関連のマニュアルを参照するか、ご使用の環境のシステム管理者にお問い合わせください。


注 -

Solaris 2.5.1 上で AnswerBook2 形式のマニュアルを参照するには、その前にサンの Web ページから AnswerBook2 文書サーバーソフトウェアをダウンロードする必要があります。詳細については『Sun WorkShop クイックインストール』の第 6 章を参照してください。


HTML 形式のマニュアル

次の Sun WorkShop のマニュアルは、HTML 形式で用意されています。

HTML 形式のマニュアルを表示するには、次の手順に従ってください。

  1. HTML ブラウザで、次のファイルを開きます。

    install-directory/SUNWspro/DOC5.0/lib/locale/ja/html/index.html

    install-directory には、Sun WorkShop がインストールされているディレクトリを入力してください (デフォルトでは /opt です)。

    ブラウザに、インストールされている Sun WorkShop 製品のマニュアル一覧が表示されます。

  2. マニュアル一覧のマニュアル名をクリックします。

    HTML 形式のマニュアルが開きます。

Sun WorkShop のオンラインヘルプとリリースノート

このリリースの WorkShop には、オンラインマニュアル以外に新しい形式のマニュアルが用意されています。詳細は、以下のいずれかを参照してください。

書体と記号について

このマニュアルで使用している書体と記号について説明します。

表 P-1 このマニュアルで使用している書体と記号

書体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コーディング例。 

.login ファイルを編集します。

ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。

machine_name% You have mail.

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して表わします。 

machine_name% su

Password:

AaBbCc123 またはゴシック

コマンド行の可変部分。実際の名前または実際の値と置き換えてください。 

rm filename と入力します。

rm ファイル名 と入力します。

『 』 

参照する書名を示します。 

『SPARCstorage Array ユーザーマニュアル』 

「 」

参照する章、節、または、強調する語を示します。 

第 6 章「データの管理」を参照してください。 

この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 

¥

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合、バックスラッシュは、継続を示します。 

machinename% grep `^#define ¥ 

XV_VERSION_STRING' 

シェルプロンプトについて

シェルプロンプトの例を以下に示します。

表 P-2 シェルプロンプト

シェル 

プロンプト 

UNIX の C シェル 

machine_name%

UNIX の Bourne シェルと Korn シェル 

machine_name$

スーパーユーザー (シェルの種類を問わない) 

#