Sun WorkShop TeamWare ユーザーズガイド

相違の定義

ファイルマージは、2 つのファイルの相違の処理を行います。ファイルマージでは、どのように相違を認識し、分類するかを以下に説明します。

相違

ファイルマージでは、マージする 2 つのファイル (または、2 つのファイルのいずれかと祖先ファイル) の間で異なる行を検出すると、2 つのファイルの該当行にグリフでマークを付けます。このマークが付けられた行のことを、相違と呼びます。ファイルマージが現在示している相違は強調表示されます。

次の相違、および前の相違

ファイルマージがある時点でフォーカスして (選択されて) いる相違の (同じファイル内で) 直後にある相違を次の相違と呼びます。また、その直前にある相違を前の相違と呼びます。

解決済みおよび未解決の相違

ある行に行われた変更が、ユーザーまたはファイルマージによって受け入れられると、その相違は解決済みになります。相違は、次の 2 つの方法のいずれかによって解決されます。

フォーカスされている相違に対して、元のファイルのいずれかの行を採用するか、またはマージ後のバージョンを編集することができます。変更内容が適切であることを「次」、「受け入れ」、「受け入れて次へ」の各ボタンをクリックして承認すると、現在の相違は解決されたことになります。

自動マージ機能がオンになっている場合、相違はファイルマージによって自動的に解決されます。ファイルマージによる相違の解決方法については、「ファイルマージのグリフ」を参照してください。

相違を解決すると、グリフの表示が塗りつぶしの状態からアウトラインフォントに変更され、自動的に (ツール属性で「自動的に進む」オプションが有効になっている場合) あるいは、ユーザーの選択により次の相違に移動します。

まだ解決されていない相違を、未解決の相違と呼びます。