ワークスペース管理ツールは、処理を実行する際に環境変数を参照します。ワークスペース管理ツールで使用する環境変数には、CODEMGR_WS と CODEMGR_WSPATH があります。
ワークスペース管理コマンドの実行対象としてワークスペースを明示的に指定しなかった場合、多くのコマンドはシェル環境変数 CODEMGR_WS を参照して、処理対象としてのデフォルトのワークスペースを判別します。自分の作業の大部分をある特定のワークスペースで行うのであれば、この変数をあらかじめ設定しておくことで、コマンド実行のたびにワークスペースを指定するという手間を省くことができます。
ワークスペース管理ツールは起動の際に、CODEMGR_WSPATH 変数に指定されているディレクトリパス名から自動的にワークスペースを読み込みます。CODEMGR_WSPATH は、ワークスペースディレクトリを含む 1 つ以上のディレクトリに対して設定できます。たとえば、/export/home/ws および ‾/projects/ws の 2 つのディレクトリに対してこの変数を設定するには、次のようなコマンドを使用します。
% setenv CODEMGR_WSPATH“/export/home/ws ‾/projects/ws”
CODEMGR_WS 環境変数は CODEMGR_WSPATH 環境変数に上書きされます。つまり、ワークスペース管理ツールで実行するコマンドでは、CODEMGR_WS 環境変数に定義されたデフォルトのワークスペースが使用されます。