ファイルマージにファイルを読み込むには、「ファイル」⇒「開く」を選択するか、「開く」ボタンをクリックします。「ファイルを開く」ダイアログ (図 12-1 参照) が開きます。
「ディレクトリ」フィールド |
ファイルマージを Sun WorkShop から起動するか、引数を指定しないでコマンド行から起動した場合は、必ずこのフィールドに現在の作業ディレクトリが表示されます。このフィールドの内容は編集できます。ファイル名は現在の作業ディレクトリとの相対パス名で指定できます。したがって、サブディレクトリ内のファイルを指定するには、<サブディレクトリ>/<ファイル名> のように指定し、親ディレクトリ内のファイルを指定するには、../<ファイル名> のように指定できます。先頭に "/" を付けてファイル名を指定すると、現在の作業ディレクトリと関連するものではなく、絶対パス名として解釈されます。 |
「左のファイル」フィールド |
左側の「子」区画に表示するファイルを指定します。 |
「右のファイル」フィールド |
右側の「親」区画に表示するファイルを指定します。 |
「祖先ファイル」フィールド |
祖先ファイルの名前を指定します。ファイルマージはこのファイルとマージされるファイルとを比較し、マージファイルの中で祖先ファイルと異なる行を識別します。ファイルの自動マージは、祖先ファイルに基づいて行われますが、祖先ファイルは「ファイルマージ」ウィンドウに表示されません。祖先ファイル名を入力しない場合は、ファイルマージは左右のファイルのみを比較し、その 2 つのファイルから出力ファイルを作成します。祖先ファイルを指定せずに自動マージを実行することはできません。 |
「出力ファイル」フィールド |
マージ後の出力ファイルの名前を指定します。このフィールドに入力した名前は、マージ後の出力ファイル名になります。特定の名前が指定されない場合、ファイルマージは出力ファイルに filemerge.out という名前を付けて、現在の作業ディレクトリに保存します。 |
「開く」ボタン |
このボタンをクリックすると、テキストフィールドで指定したファイルが読み込まれます。 |
「ファイルマージ」ウィンドウにファイルが読み込まれているときは、左ファイル、右ファイル、出力ファイルの名前がそれぞれの表示区画の上に表示されます。祖先ファイルの名前は、ウィンドウヘッダーに表示されます。