ワークスペース管理ツールにおけるファイル転送トランザクション (ブリングオーバー、プットバック) では、実際にはソースファイルが SCCS のデルタから取り出されて、SCCS のデルタ ID (SID) によって識別されています。ファイルをプットバックまたはブリングオーバーのトランザクションによってコピーする場合、ワークスペース管理ツールは実際にはそのファイルの SCCS 履歴ファイルを処理 (コピーあるいはマージ) しています。
ワークスペース管理ツールが履歴ファイルを操作およびマージする方法については、 第 9 章「SCCS ファイルのマージ」で詳しく説明しています。特殊な手法に関しては、sccsfile(4) のマニュアルページを参照してください。