Sun WorkShop TeamWare ユーザーズガイド

フリーズポイントファイル

フリーズポイントファイルは、保存対象のワークスペース階層中の SCCS 履歴ファイルに含まれるデフォルトのデルタをリストしたテキストファイルです。階層を後で再作成するとき、フリーズポイントツールはこれらのエントリを、元の履歴ファイルと、フリーズポイントファイルの作成時点でデフォルトだったデルタへのポインタとして使用します。

これらのデルタの識別には、標準の SCCS デルタ ID (SID) の代わりに、新しい識別子、SCCS マージ可能 ID (SMID) が使用されます。SMID を使用すると、ワークスペース管理ツールの更新ブリングオーバートランザクションの中で SID が変更されたファイルを、フリーズポイントツールで正しく処理できます。詳細は、付録 A 「SCCS マージ可能 ID について」を参照してください。

フリーズポイントファイルには次のような情報が含まれています。

次の例には、フリーズポイントファイル内の 3 つのエントリが示されています。


filemerge.1 (previously 1.5) 92/03/19 14:09:08 jon a6f4fe81 89b4632b 418e7950 5510740e cf9ab4e1 95627c33 2287acc3 b9e0877e
putback.1 (previously 1.40)92/06/02 16:36:16 geoge 5b 791c60 2b827cfd f0cc9a73 46ac975 24d9b3ec f87d1075 9ea59e0d 72ce2a4d
resolve.1 (previously 1.19) 92/06/10 16:38:07 paul fw1fa6e6 668bf818 e4964f36 240d825c f1d3f57 8cc4c31c 9f53029f 8aaf3db1

フリーズポイントファイルの内容は、標準のテキストエディタを使用して表示できます。