Sun Ray Enterprise Server Software 1.0 管理マニュアル

ユーザーの追加と削除

ユーザーの追加

Web ベースインタフェースからユーザーを追加する
  1. 「ユーザー」ページから、「ユーザーの追加」をクリックします。

    以下のようなページが表示されます。

    図 8-2 「ユーザーの追加」ページ

    Graphic

  2. トークン ID が不明で、トークンリーダーの設定が終了している場合 (「トークンリーダーを設定する」を参照してください)

    1. 選択したトークンリーダーに、ユーザーのトークンを挿入します。

    2. 使用可能なリーダーのプルダウンリストから、特定のトークンリーダーを選択します。

    3. 「トークン ID の取得」ボタンを押します。

      アプリケーションによってトークンリーダーに照会され、受け付けられた場合は、「トークン ID」フィールドに値が設定された状態でフォームが再表示されます。

  3. 必要なフィールドに入力します。

    「その他の情報」フィールドはオプションです。

  4. 「ユーザーの追加」ボタンを押します。

    ユーザーおよび関連付けられたトークンが管理データベースに作成されます。

コマンド行インタフェースからユーザーを追加する
  1. 適切な utuser コマンドを入力します。

    1. すでにトークン ID がわかっている場合は、次のように入力します。

      # utuser -a "<Token ID>,<Server Name>,<Server Port>,<User Name>,<Other Info>"

      管理データベースにユーザーおよび関連付けられたトークンが作成されます。以下に例を示します。

      # utuser -a "MicroPayflex.00004f9265000100,localhost,7007,John Anderson,C987"

      Added 1 user.

    2. トークン ID が不明で、トークンリーダーの設定が終了している場合は、以下のように入力します。

      # utuser -a "x,<Server Name>,<Server Port>,<User Name>,<Other Info>" -r <Token Reader>

      新しいトークン ID の代わりに指定されている "x" により、<Token Reader>に対してトークン ID の照会が行われます。コマンドが実行可能状態になると、トークンリーダーからトークンの挿入を要求されます。この結果、ユーザーおよび関連付けられたトークン (リーダーから取得した ID を使用) が管理データベースに作成されます。以下に例を示します。

      # utuser -a "x,localhost,7007,John Anderson,C987" -r 08002086e18f

      Insert token into token reader '08002086e18f' and press return.

      Read token ID 'MicroPayflex.00004f9265000100'

      Added 1 user.


      注 -

      <Other Info> 引数はオプションです。


複数ユーザーの追加

この操作には Web ベースのインタフェースは対応していません。

コマンド行インタフェースから複数のユーザーを追加する
  1. ユーザー情報が格納されたファイルを指定します。ユーザー単位に 1 行を使用します。

    <Token ID>,<Server Name>,<Server Port>,<User Name>,<Other Info>

    ユーザーの トークン ID が不明で、トークンリーダーの設定が終了している場合は、トークン ID に "x" を指定します。この指定により、トークンリーダーに対してそのトークン ID の照会が行われます (「トークンリーダーを設定する」を参照してください)。

  2. 適切な utuser コマンドを入力します。

    1. すでにすべてのトークン ID を指定している (トークンリーダーを使用する必要がない) 場合は、以下のように入力します。

      # utuser -af <filename>

      <filename> は、ステップ 1 で作成したユーザーファイルです。指定したファイルの各行に対して、ユーザーおよび関連付けられたトークンが管理データベースに追加されます。

      以下に例を示します。

      # cat users

      MicroPayflex.00004f8c65000100,localhost,7007,John Smith,E421

      MicroPayflex.00004f8e65000100,localhost,7007,John Stone,C2310

      MicroPayflex.00004f8f65000100,localhost,7007,John Williams,E1049

      # utuser -af users

      Added John Smith

      Added John Stone

      Added John Williams

      3 users added, 0 lines skipped due to errors.

    2. 1 つ以上のトークン ID に対して "x" を指定する場合 (つまり、トークンリーダーを使用する必要がある場合) は、次のコマンドを入力します。

      # utuser -af <filename> -r <Token Reader>

      <filename> は、ステップ 1 で作成したユーザーファイルで、<Token Reader> は、トークンリーダーとして設定した enterprise appliance です。

      "x" が指定された行ごとに、リーダーにトークンを挿入し、復帰改行を押すように要求されます。すでにトークン ID が指定されている行の場合には要求されません。各行の操作が完了するたびに、ユーザーおよび関連付けられたトークンが管理データベースに追加されます。

      以下に例を示します。

      # cat users

      x,localhost,7007,John Smith,E421

      MicroPayflex.00004f8e65000100,localhost,7007,John Stone,C2310

      x,localhost,7007,John Williams,E1049

      # utuser -af users -r 08002086e18f

      Insert token for 'John Smith' into token reader '08002086e18f'

      and press return.

      Read token ID 'MicroPayflex.00004f8c65000100'

      Added John Smith

      Added John Stone

      Insert token for 'John Williams' into token reader '08002086e18f'

      and press return.

      Read token ID 'MicroPayflex.00004f8f65000100'

      Added John Williams

      3 users added, 0 lines skipped due to errors.

ユーザーの削除

Web ベースのインタフェースからユーザーを削除する
  1. 削除するユーザーの「現在の属性」ページ (図 8-9 参照) を表示し、「このユーザーを削除」ボタンを押します。

    次のような確認ページが表示されます。

    図 8-3 ユーザーの「削除の確認」ページ

    Graphic


    注意 - 注意 -

    この操作によって、ユーザーおよびすべての関連付けられたトークンが削除されます。ユーザーのトークンを 1 つだけ削除する場合は、「Web ベースのインタフェースからユーザーのトークンを削除する」を参照してください。


  2. ユーザーを削除する場合は、「YES - ユーザーを削除する」を押します。削除操作をキャンセルする場合は、「NO - 削除を取り消す」を押します。

    「YES」を選択した場合は、ユーザーおよびすべての関連付けられたトークンが管理データベースから削除され、削除操作の確認画面が表示されます。

    「NO」を選択した場合は、「現在の属性」ページに戻ります。

    図 8-4 「ユーザーの削除」の「確認」ページ

    Graphic

コマンド行インタフェースからユーザーを削除する
  1. 次のコマンドを入力します。

    # utuser -d <Token ID>

    <Token ID>は、削除するユーザーのトークン ID の 1 つです。


    注意 - 注意 -

    この操作によって、ユーザーおよびすべての関連付けられたトークンが削除されます。ユーザーのトークンを 1 つだけ削除する場合は、「コマンド行インタフェースからユーザーのトークンを削除する」を参照してください。


    以下に例を示します。

    # utuser -d MicroPayflex.00004f8c65000100

    Deleted 1 user.

複数ユーザーの削除

この操作には Web ベースのインタフェースは対応していません。

コマンド行インタフェースから複数のユーザーを削除する
  1. 削除するユーザーおよびその最新の情報が格納されたファイルを指定します。ユーザー単位に 1 行を使用します。

    < Token ID>


    注 -

    このコマンドでは最初のコンマの後はすべて無視されるので、utuser -o コマンドの出力を入力として使用することができます。



    注意 - 注意 -

    この操作によって、各ユーザーおよびすべての関連付けられたトークンが削除されます。ユーザーのトークンを 1 つだけ削除する場合は、「コマンド行インタフェースからユーザーのトークンを削除する」を参照してください。


  2. 次のコマンドを入力します。

    # utuser -df <filename>

    <filename> は、ステップ 1 で作成したユーザーファイルです。指定したファイルの行単位に、管理データベースからユーザーが削除されます。

    以下に例を示します。

    # cat users

    MicroPayflex.00004f8c65000100,localhost,7007,John Smith,E421

    MicroPayflex.00004f8e65000100,localhost,7007,John Stone,C2310

    MicroPayflex.00004f8f65000100,localhost,7007,John Williams,E1049

    # utuser -df users

    Deleted MicroPayflex.00004f8c65000100

    Deleted MicroPayflex.00004f8e65000100

    Deleted MicroPayflex.00004f8f65000100

    3 users deleted