Sun Ray Enterprise Server Software 1.0 管理マニュアル

トークンの管理

トークンをユーザーに追加

Web ベースのインタフェースからトークンをユーザーに追加する
  1. トークンを追加するユーザーの「現在の属性」ページを表示し、「属性の編集」ボタンを押します。

    「属性の編集」ページが表示されます。図 8-10 を参照してください。

  2. 新しいトークン ID がわかっている場合は、空の「トークン ID」テキストフィールドに入力してください。

  3. 新しいトークン ID が不明で、トークンリーダーの設定が終了している場合は、 「トークンリーダーを設定する」を参照してください。

    1. 選択したトークンリーダーにユーザーのトークンを挿入します。

    2. 使用可能なリーダーのプルダウンリストから、特定のトークンリーダーを選択します。

    3. 「トークン ID の取得」ボタンを押します。

      アプリケーションによってトークンリーダーに照会され、受け付けられた場合は、「トークン ID」フィールドに値が設定された状態でフォームが再表示されます。

  4. 新しいトークン ID の横の「使用可」チェックボックスをオンにします。

  5. 新しいトークン ID の横の「追加」チェックボックスをオンにします。

    同時にユーザーに対して、任意の別の編集を行うこともできます。「Web ベースのインタフェースからユーザーの属性を編集する」を参照してください。

  6. 「変更を保存」ボタンを押します。

    管理データベースが更新されます。

コマンド行インタフェースからトークンをユーザーに追加する
  1. utuser コマンドを使用して、以下の手順を実行します。

    1. ユーザーの新しいトークン ID がわかっている場合は、次のコマンドを入力します。

      # utuser -ai <Current Token ID> <New Token ID>

      <Current Token ID> はユーザーの既存のトークン ID の 1 つで、<New Token ID> は追加するトークンの ID です。このコマンドによって管理データベースのユーザーに新しいトークンが追加されます。

      以下に例を示します。

      # utuser -ai MicroPayflex.00004f9165000100 MicroPayflex.00004f9165000101

      1 Token ID added to user.

    2. ユーザーの新しいトークン ID が不明で、トークンリーダーの設定が終了している場合は、次のコマンドを入力します。

      # utuser -ai <Current Token ID> x -r <Token Reader>

      <Current Token ID> は、ユーザーの既存のトークン ID の 1 つです。新しいトークン ID の代わりに指定された "x" により、<Token Reader> に対してトークン ID の照会が行われます。コマンドが実行可能状態になると、トークンリーダーからトークンの挿入を要求されます。この結果、管理データベースのユーザーに新しいトークンが追加されます。以下に例を示します。

      # utuser -ai MicroPayflex.00004f9165000100 x -r 08002086e18f

      Insert token into token reader '08002086e18f' and press return.

      Read token ID 'MicroPayflex.00004f9165000101'

      1 Token ID added to user.

ユーザーからトークンを削除

Web ベースのインタフェースからユーザーのトークンを削除する
  1. トークンを削除するユーザーの「現在の属性」ページを表示し、「属性の編集」ボタンを押します。

    「属性の編集」ページが表示されます。図 8-10 を参照してください。

  2. 削除するトークン ID の「削除」チェックボックスをオンにします。


    注 -

    ユーザーのトークンをすべて削除することはできません。ユーザーおよび関連付けられたトークンをすべて削除する場合は、「Web ベースのインタフェースからユーザーを削除する」を参照してください。


  3. 「変更を保存」ボタンを押します。

    管理データベースが更新されます。

コマンド行インタフェースからユーザーのトークンを削除する
  1. 次のコマンドを入力します。

    # utuser -di <Token ID>

    <Token ID> は、現在そのトークンを持っているユーザーから削除するトークンです。このコマンドによって、管理データベースのユーザーからトークンが削除されます。


    注 -

    ユーザーのトークンをすべて削除することはできません。ユーザーおよび関連付けられたトークンをすべて削除する場合は、「コマンド行インタフェースからユーザーを削除する」を参照してください。


    以下に例を示します。

    # utuser -di MicroPayflex.00004f9165000101

    1 Token ID removed from user.

ユーザーのトークンを有効または無効に変更

Web ベースのインタフェースからユーザーのトークンを有効または無効にする
  1. 有効または無効にするトークンを持っているユーザーの「現在の属性」ページを表示し、「属性の編集」ボタンを押します。

    「属性の編集」ページが表示されます。図 8-10 を参照してください。

  2. 有効にするトークン ID の「使用可」チェックボックスをオンにします。

  3. 無効にするトークン ID の「使用可」チェックボックスをオフにします。

  4. 「変更を保存」ボタンを押します。

    管理データベースが更新されます。

コマンド行インタフェースからユーザーのトークンを有効または無効にする
  1. ユーザーのトークンを有効にするには、次のコマンドを入力します。

    # utuser -ei <Token ID> enable

    <Token ID>は、有効にするトークンの ID です。このコマンドによって、管理データベースのトークン情報が更新されます。

  2. ユーザーのトークンを無効にするには、次のコマンドを入力します。

    # utuser -ei <Token ID> disable

    <Token ID> は、無効にするトークンの ID です。このコマンドによって、管理データベースのトークン情報が更新されます。

トークンリーダーからトークン ID を取得

Web ベースのインタフェースからトークンリーダーのトークン ID を取得する
  1. 「ユーザー」ページを表示し、「トークンリーダーからトークン ID を取得」をクリックします (「トークンリーダーを設定する」を参照してください)。

    次のようなページが表示されます。

    図 8-11 「トークン ID を取得」ページ

    Graphic

  2. 選択したトークンリーダーに読み込むトークンを挿入します。

  3. 特定のトークンリーダーを、使用可能なリーダーのプルダウンリストから選択します。

  4. 「トークン ID の取得」ボタンを押します。

    アプリケーションによってトークンリーダーに照会され、受け付けられた場合は、「トークン ID」テキストフィールドに値が設定された状態で再表示されます。

コマンド行インタフェースからトークンリーダーのトークン ID を取得するには
  1. 次のコマンドを入力します。

    # utuser -r <Token Reader>

    <Token Reader> は、ID の読み込み元のリーダーです。コマンドが実行可能状態になると、トークンリーダーからトークンの挿入を要求されます。この結果、トークンリーダーに対してトークン ID の照会が行われ、受け付けられた場合は表示されます。

    # utuser -r 08002086e18f

    Insert token into token reader '08002086e18f' and press return.

    Read token ID 'MicroPayflex.00004f8f65000100'