ログメッセージの標準形式は以下のとおりです。
timestamp thread_name message_class message
1999.04.15 21:46:33.909 PDT Client6 NOTICE: SESSION_OK user.924231680-8477 |
上の例では、認証トークン "user.924231680-8477" のためのセッションの初期化が成功したことを示しています
メッセージ構成要素は、以下のように定義されます。
timestamp は次の形式です。
年.月.日 時:分:秒.ミリ秒 タイムゾーン
thread_name
複数の種類のスレッドがあります。appliance の認証、アクセスコントロール、セッションの監視を行うスレッドが最も一般的です。これらのスレッドには、"Client" +番号という名前が付きます。接続が終了すると、Client# スレッド名は再使用されます。他に以下のスレッドがあります。
SessionManager# ― これらのスレッドでは、Client# スレッドに代わってutsessiond と通信します。
AdminJobQ ― このスレッドは、スレッドに対する安全性を確保するために、ライブラリのラップを目的として実装内で使用されます。
CallBack# ― これらのスレッドでは、utload などのアプリケーションと通信します。
Control ― このスレッドでは、utsessiond からの接続、および utload などのアプリケーションとの初期通信を待機します。
同じスレッド名のメッセージには関連性があります。ただし、Client# スレッドによって appliance が切断され、メモリーから接続情報がパージされた場合を除きます。Client# DESTROY メッセージの後でそのスレッド名を再使用しても、過去に使用されたスレッド名とは関連性はありません (つまり、スレッド名が再使用されます)。
message_class
CLIENT_ERROR ― appliance の予期しない動作を示します。appliance が再起動された場合は、これらのメッセージは通常の操作中に生成されます。
CONFIG_ERROR ― システム構成エラーを示します。このエラーが検出されると、認証マネージャは終了します。
NOTICE ― 通常のイベントを記録します。
UNEXPECTED ― 通常の操作では予期されないが、通常は致命的ではないイベントまたは状況を記録します。これらのエラーの中には、Sun Ray 製品開発チームに報告する必要があるものもあります。
DEBUG ― 開発者用で、明示的に使用可能な場合に発生します。デバッグメッセージではセッション ID を出力することができます。ただし、適切な安全性を確保するためにセッション ID は公開しないでください。