Solaris Easy Access Server 3.0 のインストール

WBEM の構成方法

Sun WBEM をインストールする前に、Sun Directory Services 3.1 (SDS) を起動しなければなりません。インストールでは、SDS のパスワードを入力するプロンプトは表示されず、SDS は起動しません。SEAS のインストールが完了した後、CIM Object Manager が自動的に起動して、SDS が構成されていないことを示すエラーメッセージを返します。wbemconfig スクリプトを実行すると、SDS が起動して、Sun WBEM 環境を構成します。SEAS の一部として Sun WBEM をインストールした後は、次の手順で wbemconfig を実行します。

wbemconfig スクリプトを実行するには、スーパーユーザーとしてログインしなければなりません。Sun WBEM 環境を構成するには、次の手順に従ってください。

Sun WBEM を構成するには
  1. 次のコマンドを入力して、スーパーユーザーになります。

    sun% su
    

  2. 次のコマンドを入力して、wbemconfig スクリプトを実行します。

    sun# /opt/SUNWconn/wbem/bin/wbemconfig
    

  3. SDS 管理アカウントのパスワードをプロンプトに入力します。

    wbemconfig スクリプトが起動して、次の操作を自動的に実行します。

    • SDS を構成する

    • CIM Object Manager を起動する

    • MOF コンパイラを起動して、次の 2 つの MOF ファイルをコンパイルする

      • CIM_Schema21.mof - CIM Schema を構成するクラスを提供する

      • Solaris_Schema1.0.mof - Solaris Schema を構成するクラスを提供する