Solaris Easy Access Server 3.0 ご使用にあたって

[New] SUN WBEM 1.0 の問題

WBEM に関する既知の問題を以下に示します。

CIM Workshop からスコープとフレーバの値が設定できない (バグ ID: 4261244)

CIM Workshop を使用して新規にクラスを作成する場合に、スコープとフレーバーの値が設定できないことがあります。

回避方法 : クラスにスコープまたはフレーバの値を使用する場合には、CIM Workshop を使用せず、MOF file を独自に作成、コンパイルしてクラスを作成してください。MOF file の作成の仕方は『Sun WBEM 開発ガイド』および、DMTF (Destributed Management Task Force) が出している CIM の解説書を参考にしてください。DMTF に関する文書は http://www.dmtf.org から入手できます。MOF file のコンパイルの仕方は『Sun WBEM 開発ガイド』の第 3 章を参照してください。

SUNWter パッケージの入っていない環境では CIM Object Manager が動作しない (バグ ID : 4257304)

SUNWter パッケージがインストールされていないエンドユーザーシステムサポート以下のソフトウェアの構成では、WBEM が Sun Directory Service の構成に失敗するために、CIM Object Manager が動作しません。

回避方法 : Solaris Software CD から pkgadd コマンドを使用して SUNWter パッケージをインストールしてください。インストールの詳細は、Solaris のマニュアル『Solaris 7 インストールライブラリ (SPARC/Intel 版)』を参照してください。 SUNWter パッケージをインストール後、WBEM のインストールをやり直してください。

Windows 版への WBEM のインストールでは、インストール先のフォルダを変更できない (バグ ID : 4251091)

WBEM を Windows へインストールする場合、インストール先のフォルダを指定しても、Program Files にインストールされてしまいます。このバグにより、インストールされるディレクトリが変更できない、WBEM のメニューエントリである WBEM SDK の位置が変更できないなどの問題が起こりますが、機能的には問題ありません。

CIM Workshop からホストの変更を選択すると、例外がスローされることがある (バグ ID : 4244506)

CIM Workshop 上のメニューからホストの変更を選ぶか、ホストの変更アイコンを選択すると、例外がスローされることがあります。コマンドライン上にエラーメッセージが表示されますが、ホストを変更するダイアログが表示され、ホストの変更をすることはできますので機能的に問題はありません。