Sun Microsystems, Inc. は、CIM の原理とクラスを Solaris オペレーティング環境用に拡張しています。Sun の製品は、あらゆる Java 対応プラットフォームで動作するように Java で開発されており、2 つの製品、Sun WBEM SDK と Solaris WBEM Services から構成されています。
Sun WBEM Software Development Kit (SDK) には、WBEM 対応のあらゆる管理デバイスと通信が行える管理アプリケーションを作成するためのコンポーネントが含まれています。このツールキットを使用すると、プロバイダ (データにアクセスするために管理対象オブジェクトと通信を行うプログラム) も作成できます。Sun WBEM SDK を使用して開発された管理アプリケーションはすべて、Java プラットフォームで動作します。Sun WBEM SDK のコンポーネントとインストール方法の詳細は、第 2 章「Sun WBEM SDK のインストール」「Sun WBEM SDK のインストール」を参照してください。
Solaris WBEM Services は、ルーティングサービスとセキュリティサービスを提供します。CIM Object Manager は、コンポーネント間のオブジェクトとイベントに関するデータのルーティングを行います。Sun WBEM User Manager は、GUI で特定の作業領域にユーザーのアクセス権を設定できるアプリケーションです。Solaris WBEM Services のコンポーネントとインストール方法の詳細は、第 10 章「Solaris WBEM Services のインストール」の「Solaris WBEM Services のインストール」を参照してください。