次の表は、Solaris WBEM Services のインストールに必要なパッケージについて説明しています。
表 10-1 Solaris WBEM Services のパッケージ
必須パッケージ |
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パッケージ名 |
名称 |
説明 |
SUNWwbapi |
Sun WBEM SDK - API |
Solaris WBEM Services と Sun WBEM SDK の実行に必要なクライアント API、プロバイダ API、その他の機能が含まれる。このパッケージは、Sun WBEM SDK に付属している。このパッケージは、両方の製品に必要 |
SUNWwbcor |
Solaris WBEM Services |
Solaris WBEM Services コンポーネント (MOF コンパイラ、CIM Object Manager など) が含まれる |
オプションパッケージ |
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パッケージ名 |
名称 |
説明 |
SUNWwbdoc |
Solaris WBEM Services - ドキュメント |
Solaris WBEM Services と Sun WBEM SDK の両方をサポートする『Sun WBEM 開発ガイド』が含まれる。このパッケージは Solaris WBEM Services に付属しているが、必要に応じてどちらの製品をサポートするようにもインストールできる |
日本語化されたパッケージ |
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パッケージ名 |
名称 |
説明 |
SUNWxxwbs |
Solaris WBEM Services -地域対応版 |
Solaris WBEM Services 地域対応バージョンを含む。xx には、アプリケーションがローカライズされた特定の言語を示す文字コードが入る。たとえば、Solaris WBEM Services の日本語バージョンのパッケージは SUNWjewbs である |
SUNWxxwbi |
Solaris WBEM Services - ドキュメント地域対応版 |
Solaris WBEM Services と Sun WBEM SDK の両方をサポートする「WBEM 開発ガイド」の地域対応バージョンが含まれる |
次のコマンドを入力して、システム上でスーパーユーザーになります。
% su |
メッセージに従い、スーパーユーザーのパスワードを入力します。
作業環境内で、パッケージが入っている位置にディレクトリを変更します。
システムプロンプトで、パッケージリストを表示するために次のコマンドを入力します。
# pkgadd -d . |
パッケージリストが表示され、1 つまたはすべてのパッケージを選択するようにメッセージが表示されます。
ほかのパッケージは Sun WBEM API に依存するため、最初に SUNWbapi パッケージの番号を入力してインストールしてください。
次に、SUNWwbcor および SUNWxxwbs (xx には言語を表す文字コードが入ります) を表す番号を入力し、インストールしてください。
SUNWwbcor パッケージのインストールでは、Sun Directory Services (SDS) の管理パスワードを入力するように求められます。Solaris WBEM Services をインストールする前にすでに SDS をインストールしてある場合は、メッセージに従って SDS パスワードを入力してください。SDS をまだインストールしてない場合は、SDS パスワードを設定するためにプロンプトで任意のパスワードを入力します。パスワードの再入力を求められたら、プロンプトで同じパスワードをもう一度入力します。
このマニュアルをインストールする場合は、SUWwbdoc および SUNWxxwbi (xx には言語を表す文字コードが入ります) を表す番号を入力し、インストールしてください。
各パッケージのインストールが進行している間、その内容が表示されます。各パッケージのインストールが完了すると、次のメッセージが表示されます。
Installation of package_name was successful
パッケージのインストールが終了した時点で、q と入力してパッケージのインストールルーチンを閉じます。
システムプロンプトで exit と入力して、スーパーユーザーとしてのログインを終了します。