Solaris 7 で Solaris Easy Access Server 3.0 のインストールの一環として Solaris WBEM Services をインストールする場合、Sun Directory Services (SDS) の管理アカウントのパスワードの入力を求めるメッセージが表示されない場合があります。インストール時にこのパスワードを入力しなかった場合は、SDS の起動と Solaris WBEM Services の設定を行うために、以下の手順に従って wbemconfig スクリプトを実行してください。wbemconfig スクリプトは、次の作業を行います。
SDS の設定と起動を行う
Java 環境変数を設定する
CIM Object Manager を起動する
MOF コンパイラを起動し、次の 2 つの MOF ファイルをコンパイルする
CIM_Schema21.mof - CIM スキーマを構成するクラスを提供する
Solaris_Schema1.0.mof - Solaris スキーマを構成するクラスを提供する
次のコマンドを入力して、システム上でスーパーユーザーになります。
% su |
メッセージに従い、スーパーユーザーのパスワードを入力します。
次のコマンドを使用して wbemconfig スクリプトを実行します。
# /opt/SUNWconn/wbem/bin/wbemconfig |
メッセージに従い、SDS の管理アカウントパスワードとして設定する任意のパスワードを入力します。
wbemconfig スクリプトの実行が始まります。SDS が起動し、続いて CIM Object Manager が起動します。MOF コンパイラが起動し、CIM スキーマファイルと Solaris スキーマファイルがコンパイルされます。