Sun Cluster 2.2 のシステム管理

HotJava ブラウザでの SCM GUI の実行

この節では、HotJava ブラウザで SCM を実行する場合に必要な作業の概要を示します。

必要に応じて、次のプログラムのバージョンが適切かどうかを確認してください。


注 -

Solaris 2.6 または Solaris 7 オペレーティングシステムに付属の HotJava ブラウザを使用する場合は、メニューの使用で問題が発生する可能性があります (メニュー選択後その選択がブラウザに表示されたままになるなど)。ソフトウェア要件の詳細は、『Sun Cluster 2.2 ご使用にあたって』を参照してください。


ソフトウェア要件の詳細は、『Sun Cluster 2.2 ご使用にあたって』を参照してください。

次のことを行うかどうかを決定する必要があります。

これらの決定に応じて、該当する作業を参照してください。

JDK のバージョンを確認するには

    クラスタのサーバーで、コンソールプロンプトから次のコマンドを入力します。

java -version

ソフトウェア要件の詳細は、『Sun Cluster 2.2 ご使用にあたって』を参照してください。

HotJava のバージョンを確認するには

    HotJava を実行しているマシンで、HotJava ブラウザの「ヘルプ」メニューから「HotJava について...」を選択します。

ソフトウェア要件の詳細は、『Sun Cluster 2.2 ご使用にあたって』を参照してください。

クラスタノードから HotJava ブラウザの SCM アプレットを実行するには

  1. クラスタ内のノードで、HotJava ブラウザを実行します。

  2. X Window ワークステーションで、HotJava ブラウザを遠隔表示します。

  3. HotJava ブラウザで、アプレットのセキュリティについて設定します。

  4. 「編集」メニューの「ユーザ設定」から「アプレットのセキュリティ...」を選択します。

  5. 「署名のないアプレットのデフォルト設定」として、「中セキュリティ」をクリックします。

  6. SCM によるクラスタ監視を開始する用意ができた時点で、該当する URL を入力します。

    file:/opt/SUNWcluster/scmgr/index.html
    
  7. ブラウザが起動されているクラスタノードのファイル、ポートなどに遠隔のディスプレイワークステーションからアクセスする権限を求めるダイアログボックスが表示されますが、すべてにおいて「OK」をクリックします。


    注 -

    HotJava によるアプレットのダウンロードと実行は時間がかかることがあります。この間、状態情報は表示されません。


    メニュー間のナビゲーション、およびメニューによる作業と照会の詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

SCM で動作するように Web サーバーを設定するには

必要に応じて、クラスタノード上に Web サーバーをインストールして、SCM で動作させることができます。

  1. HTML 2.0 以降をサポートする Web サーバーをクラスタ内のすべてのノードにインストールします。

    Web サーバーには、http://www.sun.com/solaris/webserver からダウンロードできる Sun Web Server などがあります。


    注 -

    SCM で HA-HTTP サービスと HTTP サーバーを稼動させる場合、HTTP サーバーが個別のポートで待機 (listen) するように構成する必要があります。同一のポートを使用すると、2 者間でポートの衝突が発生します。


  2. Web サーバーの構成作業に従って、SCM の index.html ファイルがクライアントからアクセス可能であることを確認します。

    SCM のクライアントアプレットは、/opt/SUNWcluster/scmgr ディレクトリの index.html ファイルに入っています。

    たとえば、HTTP サーバーのドキュメントルートに移動し、/opt/SUNWcluster/scmgr ディレクトリに対するリンクを作成します。

  3. 管理ワークステーションから HotJava ブラウザを実行します。

  4. HotJava ブラウザで、アプレットのセキュリティについて設定します。

    1. 「編集」メニューの「ユーザ設定」から「アプレットのセキュリティ...」を選択します。

    2. 「署名のないアプレットのデフォルト設定」として、「中セキュリティ」をクリックします。

  5. SCM によるクラスタ監視を開始する用意ができた時点で、該当する URL を入力します。

    http://cluster node/scmgr/index.html
    
  6. ブラウザが起動されているクラスタノードのファイル、ポートなどに遠隔のディスプレイワークステーションからアクセスする権限を求めるダイアログボックスが表示されますが、すべてにおいて「OK」をクリックします。


    注 -

    HotJava によるアプレットのダウンロードと実行は時間がかかることがあります。この間、状態情報は表示されません。


    メニュー間のナビゲーション、およびメニューによる作業と照会の詳細は、オンラインヘルプを参照してください。