Sun Cluster 2.2 のシステム管理

clusters ファイルの変更

/etc/clusters ファイルには、ローカルネームドメイン内の既知のクラスタに関する情報が含まれます。このファイルは、クラスタ名をクラスタ内のホスト名リストに割り当てることができます。NIS または NIS+ マップとして作成することも、/etc ディレクトリにローカルに作成することもできます。

/etc/clusters ファイルの更新が必要になるのは、次の場合だけです。

NIS マップと NIS+ マップの詳細は、NIS/NIS+ のシステム管理マニュアルを参照してください。/etc/clusters ファイルの作成については、『Sun Cluster 2.2 ソフトウェアのインストール』を参照してください。NIS/NIS+ ファイルの変更は、NIS/NIS+ サーバーで行う必要があります。

clusters ファイルを変更するには

すべてのノードのクラスタ名と物理ホスト名を追加するには、/etc/clusters ファイルを編集します。

たとえば、ノード 0 phys-hahost1、ノード 1 phys-hahost2、ノード 2 phys-hahost3、ノード 3 phys-hahost4 から構成される hacluster というクラスタを作成するには、次のエントリを追加します。

# Sun Enterprise Cluster nodes
  hacluster phys-hahost1 phys-hahost2 phys-hahost3 phys-hahost4

各クラスタノードで、/etc/clusters ファイルを同様に変更します。

clusters テーブルを作成するには

NIS+ 環境では、clusters テーブルを作成する必要があります。このテーブルのエントリは、/etc/clusters ファイルのエントリと同じです。

たとえば、NIS+ 環境の mydomain というドメインに clusters テーブルを作成するには、次のコマンドを使用します。

# nistbladm -c key-value key=SI value= clusters.mydomain.

注 -

nistbladm コマンドの末尾にあるピリオド (.) は必須です。