Sun Cluster データサービスの構成を解除するには、この作業を行なってください。データサービスの詳細は、『Sun Cluster 2.2 ソフトウェアのインストール』を参照してください。
構成を解除するデータサービスアプリケーションをすべて停止します。
データサービスアプリケーションの通常の停止作業を行なってください。
データサービスがデータベース管理システム (DBMS) の場合は、障害モニターをすべて停止します。
すべての論理ホストで、データサービスを停止します。
# hareg -n dataservice |
データサービスの登録を解除します。
# hareg -u dataservice |
hareg -u コマンドが失敗すると、クラスタ構成データベース (CCD) が矛盾した状態になることがあります。このような場合は、すべてのクラスタノードで scconf clustername -R dataservice を実行し、CCD から強制的にデータサービスを削除してください。
(省略可能) クラスタ構成から論理ホストを削除します。
クラスタ構成から論理ホストを削除できるのは、すべてのデータサービスがその論理ホストと対応していない場合だけです。
論理ホストを削除するには、次に示すいずれかの方法を使用してください。
次の scconf(1M) コマンドを、クラスタメンバーである 1 つのノードで実行します。
# scconf clustername -L logicalhost -r |
scinstall(1M) コマンドを、「論理ホストの追加と削除」で説明している方法で実行します。scinstall(1M) を使用する場合は、手順 6で示しているクラスタ再構成を行う必要はありません。
haswitch(1M) コマンドを使用して、クラスタ再構成を行います。
# haswitch -r |
必要に応じて、削除した論理ホストに対応した vfstab.logicalhost と dfstab.logicalhost ファイルの削除または名前変更を行い、そのボリュームとファイルシステムが占めている領域を開放できます。これらのファイルは、scconf(1M) による削除作業では削除されません。