Sun Cluster 2.2 のシステム管理

TC/SSP 情報の変更

Sun Cluster ソフトウェアをインストールする場合は、端末集配信装置 (TC) またはシステムサービスプロセッサ (SSP) についての情報が必要です。この情報は、クラスタ構成データベース (CCD) に格納されています。

この情報は次の目的で使用されます。

この 2 つの機構は、直接接続された記憶装置を持つ 4 ノード構成のクラスタにおけるデータの完全性を守る役割を果たします。

次の作業で説明しているように、特定のノードに対応する TC 情報または SSP 情報を変更するには、scconf(1M) コマンドを使用します。

TC/SSP 情報を変更するには

TC 情報または SSP 情報を変更するには、すべてのクラスタノードで scconf(1M) コマンドを実行します。この場合、ノードごとに該当する新しい情報を入力する必要があります。次の例は、情報変更の種類ごとに使用できる scconf(1M) コマンド構文を示しています。

ノードのアーキテクチャータイプと IP アドレス - クラスタ名、ホスト名、新しいアーキテクチャータイプ、新しい IP アドレスを指定します。

# scconf clustername -H hostname -d E10000 -t new_ip_address

注 -

同じ TC に複数のホストを接続できます。-H オプションは、コマンド行に指定されたホストに対応する情報にだけ影響します。


TC または SSP のパスワード - クラスタ名、IP アドレス、新しいパスワードを指定します。

# scconf clustername -t ip_address -P
 ip_address (129.34.123.51) Password:

SSP コンソールのポート番号 - クラスタ名、ホスト名、新しいポート番号を指定します。

# scconf clustername -H hostname -p new_port_number

TC 名または IP アドレス - クラスタ名、ホスト名、新しい TC 名または IP アドレスを指定します。

# scconf clustername -H hostname -t new_tc_name|new_ip_address

TC 情報または SSP 情報の変更についての詳細は、scconf(1M) のマニュアルページと第 8 章「端末集配信装置の管理」を参照してください。