Solaris オペレーティング環境に Network Time Protocol (NTP) が付属している場合は、NTP を使用してクラスタノード間の時間の同期を管理することをお勧めします。
管理者は、Sun Cluster 構成内のノードの時間は調整できません。date(1)、rdate(1M)、xntpdate(1M) コマンドによる時間変更は決して行わないでください。
Sun Cluster 環境では、クラスタノードは NTP クライアントとして動作できます。NTP を使用するには、クラスタの外で NTP サーバーの設定と構成を行う必要があります。クラスタノードは、NTP サーバーとしては構成できません。NTP クライアントと NTP サーバーについては、xntpd(1M) のマニュアルページを参照してください。
クラスタノードを NTP クライアントとして稼動させる場合、ntpdate(1M) を呼び出す crontab(1) エントリが存在しないことを確認してください。NTP クライアントでは、xntpd(1M) を実行する方がより安全です。このコマンドは、大きな進みや遅れを出すことなくクロックの同期を保ちます。