Sun Cluster 2.2 のシステム管理

Sun Cluster 構成における時間の管理

Solaris オペレーティング環境に Network Time Protocol (NTP) が付属している場合は、NTP を使用してクラスタノード間の時間の同期を管理することをお勧めします。


注意 - 注意 -

管理者は、Sun Cluster 構成内のノードの時間は調整できません。date(1)rdate(1M)xntpdate(1M) コマンドによる時間変更は決して行わないでください。


Sun Cluster 環境では、クラスタノードは NTP クライアントとして動作できます。NTP を使用するには、クラスタの外で NTP サーバーの設定と構成を行う必要があります。クラスタノードは、NTP サーバーとしては構成できません。NTP クライアントと NTP サーバーについては、xntpd(1M) のマニュアルページを参照してください。

クラスタノードを NTP クライアントとして稼動させる場合、ntpdate(1M) を呼び出す crontab(1) エントリが存在しないことを確認してください。NTP クライアントでは、xntpd(1M) を実行する方がより安全です。このコマンドは、大きな進みや遅れを出すことなくクロックの同期を保ちます。