Sun Cluster 2.2 のシステム管理

障害が発生した端末集配信装置の交換

クラスタを動作させておくために、端末集配信装置が操作可能である必要はありません。端末集配信装置に障害が発生しても、クラスタ自体に障害が発生することはありません。

障害が発生した端末集配信装置は、クラスタに影響を与えることなく交換できます。新しい端末集配信装置が元の名前、IP アドレス、パスワードをそのまま使用する場合は、クラスタコマンドは不要です。新しい端末集配信装置にプラグを差し込むだけで、正常に動作します。

交換した新しい端末集配信装置が新しい名前、IP アドレス、パスワードを使用する場合は、「TC/SSP 情報の変更」で説明しているように、scconf(1M) コマンドを使用してクラスタデータベース内のこの情報を変更してください。この作業は、クラスタを動作させたまま、クラスタの処理に影響を与えることなく行えます。