Sun Cluster 2.2 のシステム管理

端末集配信装置の接続のリセット

この節では、端末集配信装置の接続をリセットする方法について説明します。

端末集配信装置上の Sun Cluster ノードコンソールポートに別のユーザーが接続している場合、ポートをリセットしてそのユーザーとの接続を切断できます。この作業は、すぐに管理作業を行う必要がある場合に便利です。

端末集配信装置に接続できない場合は、次のメッセージが表示されます。

# telnet terminal-concentrator-name 5002
 Trying 192.9.200.1 ...
 telnet: Unable to connect to remote host: Connection refused
 #

ポートセレクタを使用している場合は、ポートがビジー状態であることを示すメッセージが表示される場合があります。

端末集配信装置の接続をリセットするには

  1. 接続を確立した後に Return キーを 1 回余分に押し、端末集配信装置に接続するためのコマンド行インタフェース (cli) を選択します。

    annex: プロンプトが表示されます。

    # telnet terminal-concentrator-name
     ...
     Enter Annex port name or number: cli
     ...
     annex:
  2. su コマンドとパスワードを入力します。

    デフォルトのパスワードは、端末集配信装置の IP アドレスです。

    annex: su
     Password:
  3. どのポートをリセットするか決定します。

    この例のポートはポート 2 です。接続を表示するには、端末集配信装置の組み込みコマンド who を使用してください。

    annex# who
     Port			What			User			Location					When			Idle			Address
     2			PSVR			---			---					---			1:27			192.9.75.12
     v1			CLI			---			---					---						192.9.76.10
  4. ポートをリセットします。

    端末集配信装置の組み込みコマンド reset を使用して、ポートをリセットします。この例は、ポート 2 の接続を切断します。

    annex# admin reset 2
    
  5. 端末集配信装置から切断します。

    annex# hangup
    
  6. ポートに再接続します。

    # telnet terminal-concentrator-name 5002