タイプが fsgen であるボリューム上の、論理ホストのディスクグループに対応するファイルシステム (UFS または VxFS) は構成と指定が行えます。クラスタノードが論理ホストを制御する場合、ディスクグループに対応する、論理ホストのファイルシステムは制御側ノードの指定されたマウント先にマウントされます。
論理ホストの再構成作業が行われている間、fsck(1M) コマンドを使用してファイルシステムを検査する必要があります。この処理は UFS ファイルシステム上で非対話式の並列モードで行われますが、再構成作業の総合的な時間に影響を与える可能性があります。UFS、SDS、VxFS ファイルシステムのロギング機能は、ファイルシステムのマウントの前に fsck(1M) が使用する時間を大幅に短縮します。
ボリューム回復に加えてデータサービスのスイッチオーバーが必要な場合、回復は再構成にかかる時間よりも長くなります。この場合はタイムアウトし、ノードが停止します。
このため、ミラー化ボリュームを設定する場合は、システム障害時のボリューム回復時間を短縮するために必ず DRL ログを追加してください。クラスタ環境でミラー化ボリュームが使用されている場合は、500M バイトを超えるボリュームに DRL を割り当てる必要があります。
HA データサービスに 500M バイトを超える大きなファイルシステムが使用されている場合は、VxFS を使用してください。通常、VxFS は Sun Cluster には含まれていないため、Veritas 社から別途購入する必要があります。
非常に小さなミラー化ファイルシステムを使用して論理ホストを構成することも可能ですが、ファイルシステムのサイズが増えるにつれてタイムアウトが発生する可能性があるため、ダーティーリージョンログ (DRL) または VxFS ファイルシステムを使用することをお勧めします。