障害のあるディスクを使用しているボリュームまたはアプリケーションをすべて確認します。
ボリュームがミラー化されているか RAID5 の場合、ボリュームを停止せずにディスクを交換できます。この条件に当てはまらない場合は、適切なコマンドを使用してディスクの I/O をすべて停止する必要があります。たとえば、ストライプまたは連結上のファイルシステムのマウントを解除するには、umount(1M) コマンドを使用します。
vxdiskadm コマンドを使用し、ディスクデバイスを交換してオフラインにします。
SSVM の場合、ディスクグループを所有している論理ホストを制御しているマシンでこのコマンドを実行してください。
4 (交換のためにディスクを削除する) を入力し、続いて 11 (ディスクデバイスを無効 <オフライン> にする) を入力します。
GUI を使用することもできます。
luxadm コマンドを使用して、デバイスとデバイスノードを削除します。
対話型のこのコマンドは、ディスクを実際に除去する指示を表示します。次に例を示します。
# luxadm remove_device -F /dev/rdsk/c2t20d0s2 |
SPARCstorage Array に接続されているノードごとにコマンドを実行します。
実際のディスクを交換し、luxadm コマンドを使用して新しいディスクを挿入します。
これにより、新しいデバイスとデバイスノードが作成されます。次に例を示します。
# luxadm insert_device ratbert,r4 |
SPARCstorage Array に接続されたノードごとにこのコマンドを繰り返します。
ボリュームマネージャに新しいディスクを通知します。
# vxdctl enable |
vxdiskadm コマンドを使用して、新しいディスクを SSVM の制御下に置きます。
5 (障害が発生したディスクまたは削除されたディスクを交換する) を入力してください。
(省略可能) 必要に応じ、ボリュームを復元します。
以上で、ディスクの交換作業が終了します。