Sun Cluster 2.2 のシステム管理

端末集配信装置の接続に対する断続的な割り込み

ルーターを介して行われる端末集配信装置の接続は、断続的な割り込みを受ける場合があります。そのため、断続的に接続が行われたり、接続が停止したりします。接続が停止している場合、新しい端末集配信装置の接続を試みるとタイムアウトします。端末集配信装置は、再起動の兆候は示しません。その後、必要な経路が再確立されても、結果的に消滅するだけです。この問題の原因は、端末集配信装置のルーティングテーブルのオーバーフローとネットワーク接続の失敗です。

このことは、端末集配信装置と同じネットワーク上に存在するホストから確立された接続には問題となりません。

この問題を解決するには、端末集配信装置内にデフォルトの経路を確立し、routed 機能を無効にします。デフォルト経路の消滅を防ぐには、routed 機能を無効にする必要があります。次の作業は、この方法を示しています。詳細は、端末集配信装置のマニュアルを参照してください。

端末集配信装置の EEPROM ファイルシステム内に、config.annex ファイルが作成されています。このファイルを使用して、デフォルトの経路が使用されるように定義します。このファイルを使用すると、ポート番号の代わりに使用することができる記号名を定義することもできます。routed 機能を無効にするには、端末集配信装置の set コマンドを使用してください。