HA-Lotus を実行するすべての Sun Cluster サーバー上で hadsconfig(1M) コマンドを実行し、Sun Cluster HA for Lotus を構成します。
Sun Cluster HA for Lotus のインスタンスの作成、編集、削除には、hadsconfig(1M) コマンドを使用します。hadsconfig(1M) コマンドで指定する情報については、「Sun Cluster HA for Lotus に対する構成パラメータ」を参照してください。詳細は、hadsconfig(1M) のマニュアルページを参照してください。
# hadsconfig |
Lotus インスタンスは 1 つのクラスタにつき 1 つだけ構成してください。Lotus インスタンスは、何も起動しないか、すべて起動するかのいずれかです。すなわち、クラスタ内で一部のインスタンスだけを起動することはできません。複数のインスタンスは互いに衝突する可能性があります。
hareg(1M) コマンドを使用して、Sun Cluster HA for Lotus を登録し起動します。
hareg(1M) コマンドは、Sun Cluster HA for Lotus データサービスをクラスタ構成データベースに追加して、クラスタの再構成を行い、Lotus Domino サーバーのすべてを起動します。hareg(1M) コマンドは、1 つのノード上でだけ実行してください。
# hareg -s -r lotus ... # hareg -y lotus |
Sun Cluster HA for Lotus の構成の妥当性を検査します。
ユーザー notes でログインし、Sun Cluster サーバーの 1 つで Lotus Domino サーバーを起動、停止することによって構成を検査してください。
phys-hahost1# /opt/lotus/bin/server ... phys-hahost1# /opt/lotus/bin/server -q |
クラスタを起動した後、さまざまな物理ホストから論理ホストをマスターし、それら物理ホストから Lotus Domino サーバーを起動、停止することによって構成の多くをテストできます。たとえば、次のようにします。
phys-hahost1# scadmin startcluster phys-hahost1 clustername phys-hahost2# scadmin startnode clustername phys-hahost1# haswitch phys-hahost2 hahost1 hahost2 |
ユーザー notes でログインし、Domino データディレクトリから Lotus Domino サーバーを停止、起動してください。たとえば、次のようにします。
phys-hahost2# cd /hahost1/domino_data_dir phys-hahost2# /opt/lotus/bin/server -q ... phys-hahost2# /opt/lotus/bin/server |
これで、Sun Cluster HA for Lotus の構成と起動は完了です。