Sun Cluster 2.2 Cluster Volume Manager ガイド

ボリュームの作成

ボリュームの作成

練習 5: 各ディスクグループにボリュームを作成します。

コマンドの構文は次のとおりです。


# vxassist -g group_name -U gen make volume_name volume_size disk_name

たとえば、acct ディスクグループの最初のボリューム vol01 を作成するコマンドは次のとおりです。


# vxassist -g acct -U gen make vol01 500m c1t0d0

ボリュームへのミラーの追加

練習 6: 各ボリュームに対応するミラーを作成します。

コマンドの構文は次のとおりです。


# vxassist -g group_name mirror volume_name disk_name

たとえば、vol01 のミラーを作成するコマンドは次のとおりです。


# vxassist -g acct mirror vol01 c2t0d0

上記の例では、計算を簡略にするため 500M バイト (500m) のボリュームサイズを使用しています。CVM デバイスの実際のサイズは、ディスクドライブ全体のサイズよりやや小さくなります。CVM はプライベートに使用するため少量の領域 (プライベート領域と呼ばれる) を予約するからです。

練習 7: ディスクグループの各ボリュームについて同じ手順を繰り返します。

ディスクグループごとに 1 つのボリュームを作成します。作成が完了すると、次のミラー化ボリュームが作成されています。

表 3-4 ボリュームの総計

グループ 

ボリューム名 

合計 

acct 

vol01 

history 

vol01 

admin_system 

vol01 

log_node1 

vol01 

log_node2 

vol01 


注 -

この例では、5 つのボリュームにすべて同じ名前 vol01 を使用しています。異なるグループに属するボリュームには、同じ名前を使用することができます。


既存のボリューム用のログファイルの作成

練習 8: 既存のボリューム用のログを作成します。

コマンドの構文は次のとおりです。


# vxassist -g group_name addlog volume_name disk_name

たとえば、vol01 のログを作成するコマンドは次のとおりです。


# vxassist -g acct addlog vol01 c2t0d0