新しいクラスタに初めてノードが結合するには、事前にシステム管理者がある種の構成情報を提供する必要があります。この情報はクラスタマネージャの設定時に提供され、通常はクラスタマネージャ構成データベースに格納されます。この情報の正確な内容と書式は、クラスタマネージャの特性によって異なります。
CVM が必要とする情報は、次のとおりです。
クラスタ ID
ノード ID
ノードのネットワークアドレス
ポートアドレス
ノードがクラスタに結合するとき、これらの情報はノードの起動と同時にそのノードの CVM に自動的に読み込まれます。
ノードの初期化は、クラスタマネージャの起動手順で各種のクラスタ構成要素 (CVM、クラスタマネージャ、分散型ロックマネージャなど) をノードに読み込むときに実行されます。初期化が完了すると、アプリケーションを起動できる状態になります。システム管理者は、クラスタに結合する各ノードでクラスタマネージャ起動手順を呼び出します。
CVM の初期化は、クラスタ構成情報の読み込みと、クラスタへのノードの結合により行われます。最初に結合するノードがマスターノードになり、その後のノード (スレーブ) がマスターに結合します。2 つのノードが同時に結合した場合は、CVM ソフトウェアがマスターを選択します。ノードの結合が完了すると、そのノードは共有ディスクにアクセスできるようになります。