Solaris Resource Manager 1.1 のシステム管理

Sun Cluster 2.2 における Solaris Resource Manager

Sun Cluster ソフトウェア環境では、サーバーのクラスタ上でデータサービスとデータベースの並行アクセスを可能にする高可用性 (HA) サポートを提供しています。Sun Cluster では、ハードウェアの冗長性、ハードウェアとソフトウェアの障害検知、アプリケーションのフェイルオーバー、データサービスの自動再起動によって、1 箇所で障害が発生してもサービスを停止しません。Sun Cluster には、HA エージェントセットのためのクラスタフレームワークとサポートが含まれます。また Sun Cluster には、HA アプリケーションを作成して、Sun Cluster フレームワークと統合するのに利用する API (application programming interface) も含まれています。

システム資源を制御する Solaris Resource Manager の全機能は、Sun Cluster 環境でサポートされます。Solaris Resource Manager は、2 ノードあるいは 2 ノード以上のクラスタなど、Sun Cluster のあらゆる有効なトポロジーにインストールできます。構成については、「Sun Cluster 2.2 環境における Solaris Resource Manager の構成」を参照してください。

Sun Cluster 2.2 とともに Solaris Resource Manager をインストールする方法については、『Solaris Resource Manager 1.1 のインストール』を参照してください。