Solaris Resource Manager 1.1 のシステム管理

仮想メモリー (ユーザー別制限値とプロセス別の制限値)

仮想メモリーは固定資源モデルで管理されます。仮想メモリーの制限値は、ある l ノードに接続されているすべてのプロセスの合計メモリーサイズに適用されます。さらに、プロセス別の仮想メモリー制限値が、プロセスの仮想アドレス空間サイズの合計に適用されます。この合計には、すべてのコード、データ、スタック、ファイルマッピング、および共有ライブラリが含まれます。これらの制限値は両方とも階層的に使用されます。仮想メモリーの制限値は、仮想メモリーの枯渇を防止するのに有効です。たとえば、Solaris Resource Manager は、メモリーをリークしているアプリケーションが、すべてのユーザーを犠牲にして不当な量の仮想メモリーを使用するのを防ぎます。そのような場合には、そのプロセス自身の仮想メモリーがなくなるか、場合によってはその資源グループの他のプロセスのメモリーがなくなります。