Solaris Resource Manager 1.1 のシステム管理

l ノードの保守プログラム

管理者は、ユーザーの l ノードを保守するツールとして主に limadm コマンドを使用します。このコマンドでは、指定する一連のユーザーアカウントに対し Solaris Resource Manager の属性値を変更します。これらのユーザーの l ノードが存在しない場合は、デフォルト値が設定されているブランクの l ノードが最初に作成されます。新しい l ノードのプロパティは次のように設定されます。

新しい l ノードのスケジューリンググループは、そのユーザーアカウントの l ノードが存在していればユーザー other (srmother) に、存在しなければ root l ノードにそれぞれ設定されます。

limadm を呼び出すには、変更を行うための管理特権が必要です。つまり、スーパーユーザーであるか、uselimadm フラグが設定されているか、自分のスケジューリンググループのメンバーの属性だけを変更できる副管理者である必要があります。副管理者が limadm を使用する場合には、次の制約があります。

管理者は、limadm コマンドを使って l ノードを削除できます。このとき、対応するユーザーアカントはパスワードマップから削除されません。limadm を使用するには、スーパーユーザーであるか、uselimadm フラグまたは admin フラグが設定されている必要があります。admin フラグだけが設定されている場合には、自らがグループヘッダーであるグループのユーザーの l ノードしか変更できません。