Solaris Resource Manager 1.1 のシステム管理

資源の制限

Solaris Resource Manager には、資源の使用量とそれに対応する制限値を表すデータベースがあります。

SHR スケジューラは、資源の使用に関する管理者の指定を考慮に入れます。このスケジューラは、CPU などの再生可能資源やプロセス数などの固定資源を管理できます。

さらに、Solaris Resource Manager の他のモジュールが、いろいろな資源の使用を制限します。たとえば、接続時間とユーザーのログインは、Pluggable Authentication Module (PAM) が管理します。PAM は、ユーザーがログインするたびに Solaris Resource Manager データベースを参照します。システムが通常パスワードの照合によってユーザーを確認すると、ユーザーの接続時間と現在のログイン回数が上限値を超えていないか検査されます。どちらかの限度を超えると、ログインは拒否されます。