Solaris Web Start WizardTM はインストールする構成要素に基づいて利用可能なディスク容量を調べますが、Admin Pack 製品をインストールする前に十分なディスク容量が利用可能であることを確認してください。表 2-1 に必要なディスク容量を示します。
Admin Pack 製品ファイルをインストールするディレクトリに十分なディスク容量があるかどうか不明な場合、次のコマンドで現在のディスク使用状況を確認できます。
ファイルシステム統計情報の表示: df -k directory
コマンド df -k directory は、マウントされているファイルシステムごとに使用されているディスク容量と利用可能なディスク容量を表示します。次の例は、/opt で 101,061K バイトが利用可能であることを示しています。
たとえば、df -k /opt を実行すると、次のように表示されます。
Filesystem kbytes used avail capacity Mounted on /dev/dsk/c0t0d0s5 123455 10049 101061 10% /opt |
ディスク使用状況の報告: du directory
コマンド du directory は、指定した 1 つまたは複数のディレクトリの下にあるすべてのファイルおよびサブディレクトリに使用されているディスク容量を、サブディレクトリごとに報告します。ディスク使用状況はブロック単位で報告されます。左側にある数字は、ディレクトリに使用されているディスク容量のブロック数を示しています。次の例は、/opt/SUNWits ディレクトリに 18,456 ブロックのディスク容量が使用されていることを示しています。
たとえば、du /opt を実行すると、次のように表示されます。
18456 /opt/SUNWits 2 /opt/SUNWleo/include 4 /opt/SUNWleo |
Admin Pack 製品を削除するには、次の方法から 1 つを使用します。
Solaris Product Registry - 詳細は、「Solaris Product Registry によるアンインストール」を参照してください。
java コマンド - 詳細は、「java コマンドによるアンインストール」を参照してください。
pkgrm コマンド - 詳細は、「pkgrm コマンドによるアンインストール」を参照してください。
アプリケーションが不要になったときや、空きディスク容量を増やしたいときは、Solaris Product Registry を使って不要なアプリケーションをアンインストールします。個々の手順については、「Solaris Product Registry からの製品のアンインストール」を参照してください。Solaris Product Registry の左パネルで削除するアプリケーションを選択すると、右パネルにアンインストールの実行プログラム名が表示されます。
java コマンドを使用すると、 Solaris 8 Admin Pack の個々のアプリケーションのアンインストールプログラムを実行できます。
たとえば、AdminSuite を削除する場合、スーパーユーザーのシステムプロンプトに次のコマンドを入力します。
sun# java -cp /var/sadm/prod/com.sun.AdminSuite_3_0_1/607900099 uninstall_AdminSuite_3_0 |
スーパーユーザーとしてログインし、また、アプリケーションを構成しているパッケージ名を知っている必要があります。たとえば、AdminSuite を削除する場合、このアプリケーションはパッケージ SUNWseamj、SUNWseams で構成されているため、次の pkgrm コマンドを入力します。
sun# pkgrm SUNWseamj SUNWseams |
アプリケーションを構成しているパッケージ名を表示するには、コマンド pkginfo | grep application_name を使用します。