インストールプロセスでは、すべての Solaris 8 Admin Pack 製品を最小限のデフォルト値でインストールします。ユーザーのニーズに合わせるには、さらに構成を行う必要があります。
Solaris Management Console (SMC) は、Admin Pack 製品を構成、管理、および起動する環境です。
「アプリケーションマネージャ」ウィンドウ内の「Solaris Management Console」アイコンをクリックします。
SMC アプリケーションを実行するには、SMC クライアントソフトウェアをマシンにインストールしていなければなりません。同様に、SMC で管理を行うマシンには、SMC サーバーソフトウェアをインストールしていなければなりません。
必要であれば、現在のサーバー名を別のサーバー名に変更します。
ユーザー名を入力して、Tab キーまたは Return キーを押します。
root または管理者のパスワードが必要なアプリケーションを SMC から起動する場合は、root または管理者のパスワードを入力します。
パスワードを入力して、Return キーを押すか、「ログイン」をクリックします。
「SMC」ウィンドウが開きます。
Admin Pack のデフォルトのインストールでは、次の Admin Pack 構成要素が Solaris Management Console に追加されます。Admin Pack 製品については、表 1-1 を参照してください。
表 5-1 Solaris Managment Console 内の Admin Pack 製品カテゴリ | Admin Pack 構成要素 |
---|---|
コネクティビティ | DNS Routing |
Default Client | |
Network Interface | |
PPP Configuration | |
Point to Point Protocol | |
ドキュメント | AnswerBook2 |
インフラストラクチャー | AdminSuite |
Admintool | |
Performance Meter | |
Shutdown/Restart Computer | |
Terminal | |
Workstation Information | |
ジョブ | Process Manager |
ソフトウェア | DNS Server |
Software Manager | |
Solaris Product Registry | |
ユーザー & グループ | Change Root Password |
Admin Pack 製品を起動するには、「Solaris Management Console」ウィンドウの左区画にあるカテゴリをダブルクリックして、ウィンドウの右区画にある製品のアイコンをダブルクリックします。
このマニュアルでは次の製品の構成情報を簡単に記述しています。詳細は、個々の製品のマニュアルも参照してください。Admin Pack AnswerBook 文書コレクションは Documentation CD に入っています。Admin Pack で利用できる文書と、文書をインストールする手順については、「Solaris 8 Admin Pack 文書」を参照してください。
PPP 構成スクリプトを起動する前に、次に示す情報を参照してください。詳細は、『Solstice PPP 3.0.1 管理者ガイド』の「 pppinit による Solstice PPP の構成」節と「構成ファイルの編集」節を参照してください。
通信モードを決定する。非同期クライアント、非同期クライアント/サーバー、または同期から選択しなければならない
使用するモデムの種類
利用可能なデバイスのリスト
回線の速度
リモートホストの名前と電話番号
データスクリプトのファイル名
リモートホストに送信されるログイン ID とパスワード
特定のプールまたはモデムをホストに設定するかどうか
動的 IP を割り当てるかどうか
IP ネットマスクアドレス
PPP 構成ツールを実行するのは、初期 PPP 構成インタフェースを設定するときの 1 回だけです。構成中に間違った場合は、スクリプトの終了時に、保存せずに終了するオプションを選択できます。その後は、ppptool を実行して、PPP 接続を管理します。
「SMC」ウィンドウにある「アプリケーション画面 (Application)」タブをクリックして、アプリケーションを表示します。
左側のウィンドウ区画にある「コネクティビィティ (Connectivity)」フォルダをダブルクリックします。
「PPP Configuration」をダブルクリックします。
右側のウィンドウ区画にある「PPP Configuration」をダブルクリックして、pppinit 構成スクリプトを起動します。
SEAM の構成にはたくさんの作業が含まれています。SEAM をインストールする前に、次の文書を参照してください。『Sun Enterprise Authentication Mechanism 1.0.1 のインストール』には、次のような、Solaris 8 Admin Pack Software CD を使用するために必要な作業の手順が説明されています。
SEAM インストールの事前構成
SEAM ソフトウェアのインストール
『Sun Enterprise Authentication Mechanism 1.0.1 ガイド』には、次のような、ソフトウェアを事前構成またはインストールした後に行う作業が説明されています。
SEAM の計画
マスター KDC とスレーブ KDC の構成
SEAM クライアントの構成
SEAM NFS サーバーの構成