Sun Cluster 2.2 ソフトウェアのインストール

信頼性向上のための構成規則

この節では、確実に Sun Cluster 構成の可用性を高めるのに役立つ規則を説明します。これらの規則はまた、Sun Cluster 構成に適切なハードウェアを決定するのにも役立ちます。

ミラー化に関するガイドライン

RAID5 構成を使用しない場合は、Sun Cluster 構成では、あらゆる多重ホストディスクをミラー化する必要があります。ミラー化することにより、構成は単一ディスク障害に耐えることができます。

多重ホストディスクをミラー化するにあたっては、次のことを考慮してください。

ルート (/) のミラー化

最高の可用性を得るには、ローカルディスク上のルート (/)、/usr/var/optswap をミラー化してください。VERITAS Volume Manager では、このことは、ルートディスクをミラー化し、生成されたサブディスクをミラー化することを意味します。ただし、Sun Cluster では、ルートディスクのミラー化が必須というわけではありません。

リスク、複雑さ、コスト、保守時間の面からルートディスクに関するさまざまな方法を検討してください。どの構成にも当てはまるものはありません。ルートをミラー化するかどうかを決定するにあたっては、ご購入先に相談してください。

ルートのミラー化方法については、ボリュームマネージャのマニュアルを参照してください。

ルートファイルシステムをミラー化するかどうかを決定するにあたっては、次のことを考慮してください。

Solstice DiskSuite におけるミラー化方法

Solstice DiskSuite でルート (/) ファイルシステムをミラー化するかどうかを決定するにあたっては、次の方法を検討してください。この節の説明は、VERITAS Volume Manager 構成には当てはまりません。