share -o コマンドに rw、rw=、ro、ro= のいずれかのオプションを使用する場合は、Sun Cluster が使用するすべてのホスト名にアクセス権を付与してください。そうすることによって、Sun Cluster HA for NFS の障害監視機能の最も効率的な動作が可能になります。Sun Cluster に関連付けられているすべての物理ホスト名と論理ホスト名、さらに、Sun Cluster が接続するすべてのパブリックネットワーク上のホスト名を含めてください。
share コマンドに、個別ホスト名ではなく、netgroup を使用する場合は、適切な netgroup にクラスタのすべてのホスト名を追加してください。理想的には、Sun Cluster のすべてのホスト名に読み取り権と書き込み権の両方を付与して、NFS の障害検証機能が正常に動作するようにしてください。
共有オプションを変更する前に、share_nfs(1M) のマニュアルページを読んで、正当なオプションの組み合わせを理解しておいてください。共有オプションの変更では、論理ホストを現在マスターしている Sun Cluster サーバーから、提案されている新しい share(1M)コマンドを対話形式で実行してください (このためには、スーパーユーザーになる必要があります)。新しい share(1M) コマンドを使用することにより、共有オプションの組み合わせに関する情報がすぐに得られます。新しい share(1M) コマンドで問題が発生した場合は、古いオプションを付けてすぐに別の share(1M) コマンドを実行してください。新しい share(1M) コマンドが正しく動作したら、dfstab.logicalhostname ファイルにその share(1M) コマンドを反映させてください。