Sun Cluster 2.2 ソフトウェアのインストール

ボリュームマネージャ

Sun Cluster は、Solstice DiskSuite および VERITAS Volume Manager (VxVM) のボリュームマネージャをサポートしています。これらのボリュームマネージャは、Sun Cluster にミラー化、連結、ストライプ化機能を提供します。 ボリュームマネージャは、複数のディスクを、1 つの単位として管理できるディスクグループ (VxVM) またはディスクセット (Solstice DiskSuite) に編成します。

Sun StorEdge A3000 ディスク拡張装置には、Sun StorEdge A3000 ハードウェア内のディスクすべてをミラー化、結合、ストライプ化する機能もあります。詳細は、Sun StorEdge A3x00 のマニュアルを参照してください。

Solstice DiskSuite と VERITAS Volume Manager を同時に使用できるのは、Solstice DiskSuite でローカルディスクを管理し、VERITAS Volume Manager で多重ホストディスクを制御する場合に限ります。このような構成では、物理ディスクの必要量を構成に応じて増加する必要があります。たとえば、VERITAS Volume Manager の場合、ルートディスクグループ用に追加のディスクが必要になることがあります。詳細は、ボリュームマネージャのマニュアルを参照してください。

ボリュームマネージャについての詳細は、使用しているボリュームマネージャのマニュアルおよび 「ボリューム管理」 を参照してください。

ディスクグループおよびディスクセット

ディスクグループ (VxVM の用語) やディスクセット (Solstice DiskSuite の用語) は、ボリュームマネージャの制御下にある一連のディスクを意味する用語です。ボリュームマネージャでは、RAID-0、RAID-1、または RAID-5 構成の共用ディスクがサポートされます。あらゆるデータサービスおよび並列データベースデータは、共有ディスク上のディスクグループまたはディスクセットに格納されます。一般に、ディスクグループ内のミラーは、物理的にミラーの半分がそれぞれ異なるディスク拡張装置内に置かれ、異なるコントローラまたはホストアダプタに接続されるように編成されます。こうすることによって、1 つのディスクまたはディスク拡張装置の障害をシングルポイント障害として排除します。

ディスクグループまたはディスクセットは、raw データ記憶装置かファイルシステム、またはその両方に使用できます。