クラスタ全体を停止させる電源障害が発生した場合、クラスタを再起動するには、管理者が介入する必要があります。管理者は、/var/adm/messages の内容を調べることによって最後に停止したノードを特定し、そのノードに対して scadmin startcluster を実行する必要があります。その他のクラスタノードに対しては scadmin startnode を実行して、クラスタをオンラインに戻します。
Sun Cluster ノード上でクライアントアプリケーションを実行しないでください。ローカルのインタフェースグループ構文のため、論理ホストのスイッチオーバーまたはフェイルオーバーによって、TCP (telnet/rlogin) 接続が切断されることがあります。クラスタのサーバーホストによって開始された接続だけでなく、クラスタ外部のクライアントホストによって開始された接続も切断されます。
Sun Cluster ノード上でシェルを使って /logicalhost ディレクトリにアクセスしないでください。スイッチオーバーまたはフェイルオーバーが試みられているときに /logicalhost ディレクトリにシェル接続すると、スイッチオーバーまたはフェイルオーバーができなくなります。
Solstice DiskSuite の growfs(1M) コマンドを使用して、Sun Cluster HA 管理ファイルシステムを大きくすることはできません。
論理ネットワークインタフェースは、Sun Cluster 用に予約されます。
Sun Prestoserve はサポートされていません。Prestoserve は、そのホストシステム内でのみ動作します。このことは、スイッチオーバーが発生した場合、Sun Cluster の兄弟ホストからは、Prestoserve メモリー上のいかなるデータも利用できなくなることを意味します。
be FastEthernet デバイスドライバは使用されなくなったため、Solaris 7 や Solaris 8 オペレーティング環境ではサポートされません。したがって、Solaris 7 または Solaris 8 で動作する Sun Cluster 2.2 では、クラスタ相互接続に be ドライバを使用する SPARCserver 1000 と SPARCcenter 2000 はサポートされません。これらのサーバーは、Solaris 2.6 で動作する Sun Cluster 2.2 でのみサポートされます。
ユーザー定義スクリプト clustername.reconfig.user_script は、Sun Cluster 2.2 ではサポートされません。