Oracle データベースの作成で行う主な作業は、次のとおりです。
データベース構成ファイルの準備
データベースの作成
v$sysstat ビューの作成
Oracle データベースを作成する詳細な手順は、次のとおりです。
データベース構成ファイルの準備をします。
パラメータファイル、データファイル、redolog ファイル、制御ファイルのすべてを、論理ホスト (すなわち、ディスクグループの多重ホストディスク) に置いてください。
場合によっては、init$ORACLE_SID.ora または config$ORACLE_SID.ora ファイル内の control_files と background_dump_dest の設定を、論理ホスト上の制御ファイルとアラートファイルの格納場所を示すように変更する必要があります。
データベースへのログインに Solaris の認証機能を使用する場合は、init$ORACLE_SID.ora ファイル内の remote_os_authent 変数を TRUE に設定する必要があります。 background_dump_dest には、完全パス名を指定してください。 ORACLE_HOME を指定する場合は、特殊文字の「?」を使用しないでください。
データベースを作成します。
データベースの作成中は、必ず、すべての構成ファイルとデータベースファイルを論理ホスト上に配置してください。
Oracle のインストーラ (orainst または runInstaller) を起動して、「Create New Database Objects」オプションを作成します。
もう 1 つの方法として、Oracle のバージョンによっては、Oracle の svrmgrl コマンドを使用してデータベースを作成することもできます。 Oracle8i 以降をインストールする場合は、Oracle の dbassist ユーティリティを使ってデータベースを後で作成することができます。詳細は、Oracle8i のマニュアルを参照してください。
orainst のセッション中は、すべてのデータベースファイルを論理ホスト上に配置します。
Oracle インストーラが提供するデフォルトのファイル格納場所を変更してください。
制御ファイルの名前が、構成ファイル内のファイル名と一致することを確認します。
v$sysstat ビューを確認します。
v$sysstat がまだ存在しない場合は、適切な Oracle カタログスクリプトを実行して作成します。v$sysstat ビューは、Sun Cluster 障害監視スクリプトによって使用されます。