Sun Cluster 2.2 ソフトウェアのインストール

Sybase SQL Server とデータベースを作成するには

Sybase SQL Server とデータベースを作成するための主な作業は、次のとおりです。

Sybase SQL Server とデータベースを作成する詳細な手順は、次のとおりです。

  1. sybase でログインします。

    Sybase のコマンドを実行するには、sybase ユーザーとして定義されている必要があります。

  2. csh から次のコマンドを使用して Sybase 環境の準備をします。

    # setenv SYBASE base_dir
    
  3. Sybase のインストールディレクトリをローカルディスク上に置く場合は、次の手順に従って、データベース構成ファイルの準備をします。

    1. sybinit コマンドを使用して、Sybase のインストールディレクトリに RUN_sqlserver ファイルと RUN_backupserver ファイル (省略可能) を作成します。

    2. ローカルディスク上に Sybase のインストールディレクトリを置きます。

    3. rcp(1) コマンドを使用して、マスターになる可能性のある他のすべての論理ホストに RUN_ ファイルをコピーします。

    4. 新しいサーバー用のエントリの情報に基づいて、マスターになる可能性のある論理ホスト上の $SYBASE/interfaces ファイルを更新します。

    5. トランザクションログ、データベース、server.cfg ファイル、server.krg ファイル、errorlog ファイルのすべてをローカルディスク上に置きます。

    6. rcp(1) コマンドを使用して、手順 e の全ファイルをマスターになる可能性のある他のすべての論理ホストにコピーします。

    7. sp_configure を使用して、構成の設定値を変更するか、直接、構成ファイルを編集した場合は、rcp(1) を使用して、server.cfg ファイルを、マスターになる可能性のある他のすべての論理ホストにコピーします。

      Sybase のインストールディレクトリを多重ホストディスク (論理ホスト) 上に置く場合は、次の手順に従います。

  4. Sybase のインストールディレクトリを多重ホストディスク (論理ホスト) 上に置く場合は、次の手順に従って、データベース構成ファイルを準備します。

    1. sybinit コマンドを使用して、Sybase のインストールディレクトリに RUN_sqlserver ファイルと RUN_backupserver ファイル (省略可能) を作成します。

    2. 多重ホストディスク上に Sybase のインストールディレクトリを置きます。

    3. トランザクションログ、データベース、server.cfg ファイル、server.krg ファイル、errorlog ファイルのすべてを多重ホストディスク上に置きます。

    4. rcp(1) を使用して、マスターになる可能性のある他のすべての論理ホストの /var/opt/sybase/interfaces に Sybase の interfaces ファイルをコピーします。

  5. sybinit コマンドを使用して、Sybase SQL Server を構成します。


    注 -

    Sun Cluster では、1 つのバックアップサーバーに対して複数の SQL Server が存在することはできません。


    データベースデバイスを定義するときは、論理ホスト名を使用する必要があります。後で、マスターになる可能性がある他の論理ホストに Sybase をインストールするときに、sybinit を使用して、interfaces ファイルに同じ行を追加してください。

  6. データベースを作成して、論理ホスト上に置きます。

  7. sysservers データベースにバックアップサーバー名を追加します。

    デフォルトの SYB_BACKUP 以外のバックアップサーバー名を使用する場合は、次のコマンドを使用して、そのバックアップサーバー名を sysservers データベースに追加する必要があります。

    # sp_addserver <backup_server_name>
    

    sysservers データベースにバックアップサーバー名を追加しなかった場合は、バックアップサーバー名として SYB_BACKUP を使用する必要があります。