Sun Cluster が起動していて、使用ノードがディスクグループを所有していることを確認します。
root で scadmin(1M) コマンドを実行し、クラスタを起動します。クラスタが起動され、指定したノードにディスクグループの所有権が割り当てられます。
# scadmin startcluster physicalhost clustername |
クラスタがすでに存在し、指定するノードがクラスタ内にある場合は、次のコマンドを使ってディスクグループの所有権を確保します。
# haswitch physicalhost logicalhost |
ボリュームマネージャがディスクデバイスを使用できるように構成します。
Sybase は raw 物理デバイスと raw メタデバイス (ミラー化を問わず) の両方に対する raw 入出力をサポートしていますが、Sun Cluster は、ミラー化 raw ボリュームまたはメタデバイスに対する Sybase の raw 入出力のみサポートしています。このため、Sun Cluster 上で /dev/rdsk/c1t1d1s2 などのデバイスを使用して、Sybase のデータを格納することはできません。
Solstice DiskSuite を使用して、ミラー化 raw デバイスを設定する場合は、次の作業を行います。
すべてのミラー化 raw メタデバイスの所有者とグループ、モードを変更します (ミラー化 raw メタデバイスを使用しない場合、この手順は省略してください)。
このマニュアルの付録 B 「Solstice DiskSuite の構成」 では、ミラー化メタデバイスの作成方法を説明しています。
メタデバイスごとに次のコマンドを使用します。
# chown sybase_id /dev/md/disk_group/rdsk/dn # chgrp dba_id /dev/md/disk_group/rdsk/dn # chmod 600 /dev/md/disk_group/rdsk/dn |
VxVM を使用している場合は、このマニュアルの付録 C 「VERITAS Volume Manager の構成」 と VxVM のマニュアルのディスクデバイスの設定に関する説明を参照してください。