Netscape のバイナリやデータディレクトリは、共有ディスクにインストールすることも、各クラスタノードのローカルディスクにインストールすることもできます。
バイナリやデータディレクトリを共有ディスクにインストールすると、管理が容易になり、使用するディスク容量が少なくてすみます。ただし、バイナリのアップグレード時にアプリケーションを停止しなければならないため、ダウン時間は増加します。
データディレクトリを共有ディスクにインストールし、バイナリを各ノードのローカルディスクにインストールすると、フェイルオーバー時の高可用性が確保されるだけでなく、アプリケーションアップグレード時のダウン時間が減少します。アプリケーションのホストに使用されていないノードでバイナリをアップグレードしてから、そのノードにアプリケーションを切り替えれば、元のノードでバイナリのアップグレードを行うことができます。短いスイッチオーバーの時間を除けば、アプリケーションは継続的に使用されます。