/etc/path_to_inst と /etc/name_to_major 情報を、着脱式媒体 (フロッピーディスクやバックアップテープ) に記録してください。
path_to_inst(4) ファイルには、各多重ホストディスク拡張装置内のディスクのマイナー装置番号が入っています。この情報は、Sun Cluster ノードの起動ディスクに障害が発生して交換しなければならない場合に必要となります。
Solstice DiskSuite - - ディスク ID (DID) ドライバを使用しない構成の場合、/etc/name_to_major ファイルには多重ホストディスクのメジャーデバイス番号が入っています。たとえば、Solstice DiskSuite は、Solaris オペレーティングシステムのインストール全体で同一に保たれるこのメジャー番号に依存します。これは、HA 1.3 から Cluster 2.2 にアップグレードされたクラスタにだけ適用されます。詳細は、『Sun Cluster 2.2 ソフトウェアのインストール』の Solstice DiskSuite の構成について説明した付録を参照してください。
VxVM -NFS フェイルオーバーでクライアント側の「Stale File handle」エラーを防ぐには、vxio ドライバがすべてのクラスタノードについて同一の疑似デバイスメジャー番号を持つようにします。この番号は、インストールによって /etc/name_to_major ファイルに格納されます。詳細は、『Sun Cluster 2.2 ソフトウェアのインストール』の Sun Cluster HA for NFS に関する章と、VxVM の構成に関する説明を参照してください。